毎月の給料が上がらないのに、生活費は少しずつ上がっていく。そんな悩みを抱えているなら、まず手をつけるべきは固定費の見直しです。
固定費とは、毎月必ず発生する支出のこと。家賃・通信費・保険料・サブスクリプション・駐車場代などが代表例です。これらは一度見直すだけで、何もしなくても毎月節約効果が続く「最強の節約」です。
なぜ固定費から始めるべきなのか
節約というと「コンビニに行かない」「外食を減らす」といった変動費の削減をイメージしがちです。しかし変動費の節約は毎回ストレスと意志力が必要で、長続きしません。
一方で固定費の削減は、一度手続きをするだけで効果が永続します。携帯料金を月5,000円下げれば、年間60,000円の節約が自動的に続きます。これが固定費見直しの最大のメリットです。
ステップ1:スマートフォン代を見直す(月▲3,000〜6,000円)
大手キャリア(docomo・au・SoftBank)を使っている場合、格安SIMまたは大手の低価格プランへの乗り換えで月3,000〜6,000円の節約が狙えます。
- 楽天モバイル:月3GB以内なら月1,078円〜。データをあまり使わない人に最適
- ahamo(ドコモ):月20GBで2,970円。大手品質を維持しながらコストダウン
- povo2.0(au):基本料0円。トッピング制で使い方に合わせて選べる
- LINEMO(ソフトバンク):月3GBで990円。LINEのデータ通信が無料
年換算:月5,000円節約 × 12ヶ月 = 年間60,000円
ステップ2:保険料を見直す(月▲5,000〜15,000円)
会社員には健康保険・雇用保険・厚生年金が備わっています。そのため、民間保険で重複して備えているケースが非常に多いです。
- 貯蓄型保険(終身保険・個人年金):NISAで運用した方が高リターンな場合が多い
- 医療保険:高額療養費制度があるため、月1万円超の医療保険は過剰なことも
- 重複している特約:複数の保険に同じ保障が重複していないか確認
無料のFP相談(保険チャンネル・マネーキャリアなど)を活用して、自分に本当に必要な保障だけに絞りましょう。年換算:月10,000円節約 × 12ヶ月 = 年間120,000円
ステップ3:不要なサブスクを整理する(月▲3,000〜10,000円)
気づかないうちに積み重なっているのがサブスクリプションです。銀行・クレカの明細を3ヶ月分チェックして、引き落とし一覧を作りましょう。
- 動画配信(Netflix / Prime Video / Disney+)の複数契約
- 使っていないジム会費・習い事の月謝
- クレジットカードの年会費(使っていないカード)
- ソフトウェアのサブスク(Adobe / Microsoft 365など)
- 音楽配信の重複(Spotify, Apple Musicなど)
年換算:月5,000円節約 × 12ヶ月 = 年間60,000円
ステップ4:電力・ガスを乗り換える(月▲1,000〜3,000円)
2016年の電力自由化以降、消費者が自由に電力会社を選べるようになりました。比較サイト(エネチェンジなど)で料金シミュレーションをするだけで最安値の会社がわかります。電気とガスのセット契約で割引が適用されることも多いです。
年換算:月2,000円節約 × 12ヶ月 = 年間24,000円
4ステップ合計:年間約26万円以上の節約
| 見直し項目 | 月間節約額 | 年間節約額 |
|---|---|---|
| スマートフォン代 | ▲5,000円 | ▲60,000円 |
| 保険料 | ▲10,000円 | ▲120,000円 |
| サブスクリプション | ▲5,000円 | ▲60,000円 |
| 電力・ガス | ▲2,000円 | ▲24,000円 |
| 合計 | ▲22,000円 | ▲264,000円 |
固定費の見直しで浮いたお金は、NISA口座で積立投資に回すのが最もおすすめです。節約した2万円を毎月積立て続ければ、10年後には大きな資産になります。
今日から1つだけ、まずスマホ料金の見直しから始めてみましょう。比較サイトを開いて、現在の月額と格安プランの差額を確認するだけでOKです。
