昇進スピーチで吃った日から、社交不安障害と向き合って気づいたこと

私の独り言
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今日は少し個人的な話を書こうと思います。

40代で昇進したとき、スピーチの場で言葉が出なくなりました。あの瞬間から、私の「人前で話すこと」との関係が大きく変わりました。

うまく話せなかったことへの恥ずかしさはもちろん、それ以上に「なぜ急にこうなったんだろう」という戸惑いのほうが大きかった気がします。

あの日、スピーチで何が起きたのか

あの日は全国の部の集会があり、約100名が集まっていました。そこで、昇進者が一人一人スピーチをするという流れでした。理由は分かりませんが、その日は朝からいつもとは違う、非常に緊張していました。もともと私は人前で話すことやスピーチをすることは得意ではありませんでした。私の番が来た時、緊張のあまり声が上擦り、何を話しているか分からないほどでした。その瞬間、笑い声も聞こえました。昇進スピーチという場で部下や後輩から笑われる。人前でそんな状況に追い込まれ、恥ずかしさと屈辱感で、冗談ではなく死んでしまいたい気持ちでした。

それから、人前で話すことが怖くなった

あの日を境に、会議での発言やプレゼンの場が怖くなりました。「また吃ってしまったら」という恐怖が、頭から離れなくなりました。

夜も眠ることができず、1時、2時に目が覚めて眠れず、朝4時頃に1時間だけ眠るといった生活が続きました。

仕事上、プレゼンの機会は多い立場でした。避けることもできない。でも近づくにつれて憂鬱になる。その繰り返しでした。

心療内科に行くと決めて

だんだんと会社へ行くことも、同僚と顔を合わせることも苦痛になりました。自分だけでは抱えきれないと感じたとき、心療内科に行くことを決めました。インターネットで症状を調べて心療内科へ行った方が良いと読んだことも理由でした。

「心療内科に行く」ということへの抵抗感は、正直ありました。今までは持病は喘息でクリニックへ通っていたくらいで、心療内科は未知でした。

しかし、もうどうしようもないところでしたので、なんとかインターネットで職場近くの心療内科へ行くことにしました。電話予約の際に非常に緊張したことを今でも覚えています。

受診した結果「社交不安障害」という診断でした。その後、毎月薬をもらうことで、少しずつ気持ちが落ち着き、夜も少しずつ寝れるようになりました。完全に解決したわけではないですが、薬を飲むことでプレゼンも少しずつ以前のように行えるようになりました。

今の自分と、同じ悩みを持つ人へ

今でも心療内科には通っています。プレゼンの際は頓服用の薬を飲んでいます。そのおかげもあって、今ではかなり良くなりました。完全に「怖くない」とは言えないけれど、以前のように頭真っ白で何を言っているか分からないというような状況になることもなくなり、その結果、憂鬱になることも減りました。

今思うと当時はこの世の終わりくらいに悩んでいました。しかし、恐らくあの日の私のスピーチを今でも覚えている人は、ほとんどいないと思います。そんな誰も覚えていないことで悩むこともバカバカしいなと思えるようになりました。

今はあまり考え過ぎず、テキトーぐらいがちょうどいいと考え方も変わりました。

皆さま、心も体も健康第一です。

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