「スマホ代が高い…」「格安SIMに乗り換えたいけど、難しそう…」そう感じているあなたに、ぜひ読んでいただきたい記事です。
大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)から格安SIMに乗り換えるだけで、月6,000円以上、年間72,000円以上の節約が可能です。乗り換えの手続きは意外と簡単で、最短1〜2日で完了します。
この記事では、格安SIMの仕組みから選び方、おすすめサービス7選の徹底比較、そして乗り換え手順まで、初心者の方でも迷わないようにわかりやすく解説します。
この記事を読めばわかること:格安SIMとは何か・なぜ安いのか / おすすめ格安SIM7社の比較 / 自分に合ったプランの選び方 / 乗り換えの具体的な手順
格安SIMとは?仕組みをわかりやすく解説
大手キャリアとの違い
格安SIMとは、NTTドコモ・au・ソフトバンクといった大手通信キャリアの回線を借りて、より安い価格でサービスを提供する通信会社(MVNO:仮想移動体通信事業者)のSIMカードのことです。
大手キャリアは自社で通信回線の設備(基地局など)を持っており、その維持費や大規模な店舗網・広告費がスマホ代に上乗せされています。一方、格安SIMを提供するMVNO(Mobile Virtual Network Operator)は回線を借りるだけなので、設備投資や店舗コストが大幅に少なく、それが低価格につながっています。
なぜ安いのか(MVNOの仕組み)
大手キャリアが月額7,000〜10,000円程度かかるのに対し、格安SIMは月額1,000〜3,000円程度で利用できます。その理由は以下の通りです。
- 大手キャリアの回線を卸価格で借りることで設備投資が不要
- 実店舗を最小限に抑えることで家賃・人件費を削減
- テレビCMなど大規模広告費をかけない
- シンプルなプラン設計でサポートコストを低減
格安SIMのデメリットも正直に解説
格安SIMは価格が安い反面、注意すべき点もあります。乗り換え前にしっかり確認しましょう。
- 混雑時間帯の通信速度低下:昼12時〜13時や夜18時〜21時は大手キャリアより速度が落ちることがあります
- キャリアメールが使えない:「@docomo.ne.jp」などのメールアドレスは引き継げません(GmailなどのフリーメールかiCloudメールに移行が必要です)
- 実店舗サポートが少ない:多くの格安SIMはネット申込みのみ、またはサポートがチャット・電話対応のみです
- 端末セット販売が少ない:スマホを一緒に購入したい場合は選択肢が限られます
格安SIM選びの5つのポイント
1. 月額料金とプランの柔軟性
毎月いくらかかるかはもちろん重要ですが、「データ容量が足りなかったときに追加できるか」「翌月に繰り越せるか」なども確認しましょう。生活スタイルの変化に合わせてプランを変更できる柔軟性も大切です。
2. データ容量(自分の使用量の確認方法)
現在お使いのスマホの「設定」→「モバイル通信」(iPhoneの場合)または「設定」→「ネットワーク」→「データ使用量」(Androidの場合)で月間使用量を確認できます。使用量の1.2〜1.5倍程度のプランを選ぶと安心です。
3. 通話品質・通話オプション
電話をよくかける方は、無料通話分が含まれるプランや、5分・10分かけ放題オプションの有無を確認しましょう。かけ放題オプションがない場合、専用アプリを使った通話(アプリ内通話)なら割安になるケースもあります。
4. 使えるスマホとSIMロック解除
現在お使いのスマホが「SIMロック」されている場合、同じキャリアの回線を使った格安SIMしか使えないことがあります。2021年10月以降に購入した端末は原則SIMフリーですが、それ以前の端末はキャリアへSIMロック解除を申請する必要があります(多くの場合無料)。
5. サポート体制(店舗・チャット・電話)
初めての方は特に、「困ったときに頼れる場所があるか」は重要です。全国に店舗を持つUQモバイルやY!mobileは安心感がありますが、その分価格はやや高めです。チャットや電話サポートがあるかも事前に確認しておきましょう。
おすすめ格安SIM 7選(各社を詳しく比較)
1. 楽天モバイル
楽天モバイルは自社回線を持つ第4のキャリアです。データ使用量に応じて料金が変わる「Rakuten最強プラン」は月額1,078円〜3,278円(税込)。3GBまでなら1,078円と非常にリーズナブルです。
- こんな人におすすめ:楽天ポイントをよく使う方、データをあまり使わない方、海外旅行が多い方(海外でもデータ通信が使える)
- メリット:楽天ポイントが貯まる・使える、Rakuten Linkアプリ使用で通話かけ放題(無料)、国内最大規模のカバレッジ拡大中
- デメリット:地方や建物内で電波が届きにくい場所がある、ドコモ・auのサブブランドに比べると安定性がやや劣る場合がある
2. ahamo(ドコモ系)
NTTドコモが提供するオンライン専用プランです。20GBで月額2,970円(税込)、100GBオプション追加で1,980円プラスとシンプルな料金体系です。ドコモの高品質な回線をそのまま使えるのが最大の強みです。
- こんな人におすすめ:現在ドコモを使っていて乗り換えのハードルを下げたい方、通信速度・安定性を重視する方
- メリット:ドコモ回線で安定した通信品質、5分以内の通話が無料、海外82の国と地域でそのまま利用可能
- デメリット:店舗でのサポートなし(一部ドコモショップで受付可)、20GB未満のプランがない
3. IIJmio
老舗MVNO「IIJ(インターネットイニシアティブジャパン)」のサービスです。2GB:850円、5GB:990円、10GB:1,500円など、細かいプランから選べます(ギガプラン、税込)。ドコモ回線・au回線から選択可能です。
- こんな人におすすめ:データをあまり使わない方(2〜5GB程度)、コスパを最優先したい方、複数回線まとめて管理したい家族
- メリット:業界最安水準の価格、データのシェア・プレゼント機能が便利、デュアルSIM端末に対応
- デメリット:昼間の通信速度がやや遅くなることがある、店舗サポートなし
4. mineo(マイネオ)
関西電力グループのオプテージが運営するMVNOです。ドコモ・au・ソフトバンクの3回線に対応(トリプルキャリア)。5GB:1,518円、10GB:1,958円、20GB:2,178円(マイピタプラン、税込)。
- こんな人におすすめ:コミュニティ機能でユーザー同士のサポートを活用したい方、余ったデータをシェアしたい方
- メリット:ユーザー間でのデータプレゼント・フリータンク機能、パケット放題オプション(1.5Mbpsで使い放題)が便利
- デメリット:混雑時間帯の速度低下、キャンペーンが他社比でやや少なめ
5. UQモバイル(au系サブブランド)
auのサブブランドとして高品質な通信を提供します。ミニミニプラン(4GB):2,365円、コミコミプラン(20GB):3,278円(税込)。全国に実店舗があり、はじめての方でも安心です。
- こんな人におすすめ:通信品質と価格のバランスを求める方、店舗でサポートを受けたい方、現在auを使っている方
- メリット:au回線で安定した高速通信、全国のUQスポットで店舗サポートあり、節約モードとの切り替えでデータを節約できる
- デメリット:完全格安SIMと比べると価格がやや高め
6. Y!mobile(ソフトバンク系サブブランド)
ソフトバンクのサブブランドです。シンプル2 S(4GB):2,365円、M(20GB):4,015円、L(30GB):5,115円(税込)。PayPayやヤフーサービスとの連携が強みです。
- こんな人におすすめ:PayPayをよく使う方、Yahoo!ショッピングなどをよく利用する方、ソフトバンク回線の安定性を求める方
- メリット:PayPayポイントが貯まりやすい、全国のY!mobileショップでサポート、ソフトバンク回線の高品質な通信
- デメリット:格安SIMの中では価格がやや高め、割引適用には条件がある場合も
7. LINEMO(ソフトバンク系オンライン専用)
ソフトバンクのオンライン専用プランです。ミニプラン(3GB):990円、スマホプラン(20GB):2,728円(税込)。LINEのデータ通信がカウントフリーになる点が大きな特徴です。
- こんな人におすすめ:LINEをよく使う方、ソフトバンク回線で安くしたい方
- メリット:LINEのトーク・通話がデータ消費ゼロ、ソフトバンク回線で安定した通信品質、シンプルで低価格なプラン
- デメリット:店舗サポートなし、オンライン手続きに慣れていない方は戸惑うことも
主要格安SIM料金比較表
| キャリア | データ容量 | 月額料金(税込) | 通話オプション | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 楽天モバイル | 〜3GB / 〜20GB / 20GB超 | 1,078円 / 2,178円 / 3,278円 | Rakuten Linkで通話無料 | 楽天ポイント連携、海外対応 |
| ahamo | 20GB | 2,970円 | 5分かけ放題無料 | ドコモ品質、海外82カ国対応 |
| IIJmio | 2GB / 5GB / 10GB / 15GB | 850円 / 990円 / 1,500円 / 1,800円 | 5分かけ放題 +550円 | 業界最安水準、データシェア可 |
| mineo | 5GB / 10GB / 20GB | 1,518円 / 1,958円 / 2,178円 | 10分かけ放題 +550円 | 3キャリア対応、データプレゼント |
| UQモバイル | 4GB / 15GB / 25GB | 2,365円 / 3,465円 / 4,565円 | 通話オプション各種 | au回線、店舗サポートあり |
| Y!mobile | 4GB / 20GB / 30GB | 2,365円 / 4,015円 / 5,115円 | 通話オプション各種 | PayPay連携、店舗サポートあり |
| LINEMO | 3GB / 20GB | 990円 / 2,728円 | 5分かけ放題 +550円 | LINEカウントフリー |
上記の料金は2025年時点の情報です。各社のキャンペーンや割引により変動することがあります。申込み前に公式サイトで最新情報をご確認ください。
自分に合ったプランの選び方
「どれがいいか迷う…」という方は、以下のパターンを参考にしてみてください。
- 通話をよくする人:かけ放題オプションが充実している楽天モバイル(Rakuten Link使用で無料)またはahamo(5分かけ放題込み)がおすすめです。
- データをたくさん使う人(20GB以上):楽天モバイル(3,278円でデータ無制限)またはahamo(2,970円で20GB)がコスパ抜群です。
- とにかく安さ重視(5GB以下):IIJmioの2GBプラン(850円)やLINEMOのミニプラン(3GBで990円)が最安水準です。
- 店舗でサポートを受けたい:全国に店舗があるUQモバイルまたはY!mobileが安心です。
- 楽天ユーザー(楽天市場・楽天カード利用者):楽天モバイルにすると楽天ポイントの還元率がアップするためお得です。
- LINEをヘビーに使う人:LINEのデータがカウントフリーのLINEMOがおすすめです。
乗り換え前の準備(チェックリスト)
現在の契約内容を確認する
乗り換えの前に「現在の契約に「最低利用期間(縛り)」や「解約違約金」が設定されているかを確認しましょう。大手3キャリアは現在ほとんどの新プランで違約金なしになっていますが、古いプランは注意が必要です。マイページや窓口で確認できます。
MNP予約番号の取得方法
MNP(モバイルナンバーポータビリティ)とは 今の電話番号を新しいキャリアに引き継ぐ手続きです。MNP予約番号は乗り換え前のキャリアから取得します。
- ドコモ:ドコモのMyドンモページまたは電話(151)から手続き可能
- au:auのMy auページまたは電話(0077-75470)から手続き可能
- ソフトバンク:My Softbankページまたは電話(*5533)から手続き可能
MNP予約番号の有効期限は取得から15日間です。有効期限内に新しいキャリアへの申込みを完了させてください。期限が切れた場合は再取得が必要です。
SIMロック解除の手順
2021年9月以前に購入した端末はSIMロックがかかっている場合があります。SIMロック解除は各キャリアのマイページから無料で手続きできます。
- iPhoneの場合:「設定」→「一般」→「情報」→「SIMロック」で確認できます(「SIMロックなし」と表示されていればOK)
- Androidの場合:機種により確認方法が異なりますが、「設定」→「端末情報」→「SIMの状態」から確認できる場合が多いです
対応スマホの確認方法
乗り換え先の格安SIMの公式サイトに「動作確認済み端本一覧」が掲載されています。お持ちのスマホが対応しているか確認してから申込みましょう。
データのバックアップを取る
乗り換え中にデータが消えることはほぼありませんが、念のためバックアップを取っておきましょう。iPhoneはiCloudかiTunes、AndroidはGoogleアカウントのバックアップ機能が便利です。
乗り換え手順ステップガイド
ステップ1:MNP予約番号を取得する
上記の方法で現在のキャリアからMNP予約番号を取得します。手続き自体は5〜10分程度で完了します。
ステップ2:格安SIMを申し込む
選んだ格安SIMの公式サイトまたはアプリから申込みます。MNP予約番号、本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカードなど)、支払いに使うクレジットカードを手元に準備しておきましょう。
ステップ3:SIMカードが届くのを待つ
申込みから通常2〜5営業日でSIMカードが届きます。eSIM対応の格安SIMであれば、即日開通も可能な場合があります。
ステップ4:APN設定を行う
SIMカードが届いたら、スマホにSIMを差し込み、APN(アクセスポイント名)を設定します。設定方法は格安SIMのマニュアルや公式サイトに記載されています。多くの場合、設定ファイルをダウンロードするだけで完了します。
APN設定はWi-Fi環境で行うことをおすすめします。SIM交換後すぐにモバイルデータが使えない場合があるためです。
ステップ5:電話番号の引き継ぎを確認する
APN設定後、通話・SMS・データ通信が問題なく使えるかを確認してください。知人に電話をかけて番号がきちんと引き継がれているか確認するのがおすすめです。
ステップ6:旧キャリアの解約を確認する
MNP転出手続きが完了すると、旧キャリアの契約は自動的に解約されます。念のため旧キャリアのマイページで解約状態になっているかを確認しましょう。
ステップ7:メールアドレスの変更通知を行う
旧キャリアのメールアドレス(@docomo.ne.jpなど)は使えなきなります。重要な連絡先にはGmailなどの新しいメールアドレスを通知しておきましょう。
乗り換え時のよくある失敗・注意点
- 縛り期間中に解約して違約金が発生:乗り換え前に必ず現在のプランの縛り期間を確認しましょう。
- MNP予約番号の有効期限切れ:予約番号の有効期限は15日間です。取得したよすぐに申込み手続きを進めましょう。
- SIMロック解除を忘れた:SIMカードが届いてかよ解除しようとしても、旧キャリアへの通信が必要なため手間が増えます。乗り換え前に解除しておくのがベストです。
- APN設定がうまくいかない:機種によって設定方法が異なります。格安SIMのサポートページで機種名を検索して専用のガイドを参照しましょう。
- データ移行(写真・連絡先)を忘れた:乗り換え作業に集中しすぎてバックアップを忘れるケースがあります。必ず事前に取っておきましょう。
- キャリアメールのデータを保存し忘れた:キャリアメールのメール本文は乗り換え後に閲覧できなくなります。必要なメールは転送やエクスポートで保存しておきましょう。
よくある質問
審査に落ちることはある?
格安SIMの申込みには信用審査があります。過去に料金の未払いがあったり、クレジットカードの信用情報に問題がある場合は審査に通らないことがあります。口座振替に対応している格安SIMもありますので、クレジットカードをお持ちでない方はそちらを検討してみてください。
クレジットカードがないと申し込めない?
多くの格安SIMはクレジットカードでの支払いが基本ですが、IIJmioやmineo、UQモバイルなどは口座振替(デビットカード含む)にも対応しています。申込み前に対応している支払い方法を確認しましょう。
乗り換え中、電話が使えない時間はある?
MNPの切替作業中(通常数時間以内)は電話が一時的につながりにくい状態になります。重要な連絡が予定されていない日に手続きするのがおすすめです。
海外でも使える?
楽天モバイルやahamoは海外でのデータ通信に対応しています。その他の格安SIMは海外ローミング非対応か、別途オプションが必要な場合がほとんどです。海外旅行が多い方は対応サービスを選びましょう。
家族割はある?
UQモバイルやY!mobileには家族割があり、2回線目以降が割引になります。IIJmioも家族でデータをシェアできるプランがあります。家族で一緒に乗り換えるとさらにお得になる場合があります。
まとめ:格安SIM乗り換えで年間7万円以上の節約を
この記事では格安SIMの仕組みから選び方、おすすめ7社の比較、乗り換え手順まで詳しく解説しました。
総合的なおすすめとしては、以下の通りです。
- 最もコスパが高い(データ無制限を求めるなら):楽天モバイル
- 通信品質重視かつコスパも求めるなら:ahamo
- とにかく安くしたい(データ少なめ):IIJmio
- はじめてで不安、店舗サポートが欲しい:UQモバイルまたはY!mobile
大手キャリアのまま何もしないでいると、毎月数千円を余分に払い続けることになります。格安SIMへの乗り換えは慣れてしまえば難しくありません。この記事を参考に、ぜひ一歩踏み出してみてください。
まずは自分のデータ使用量を確認することから始めましょう。スマホの設定から確認して、最適なプランを見つけてください。月6,000円の節約は年間72,000円。その一歩が大きな差を生みます。


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