前回の続きの、進捗報告です。
放置していたブログをAIで再起動して約3ヶ月。前回(第3話)で「ついに検索順位がついた」という話を書きました。今回はその先、「初めてのクリック」を追いかけてみたら、ちょっと笑える勘違いと、思いがけず嬉しい出来事に行き着いた、という記録です。
結論から言うと、クリックについては私のぬか喜びでした。ただ、そこに小さな発見があったので、今日もそのまま書きます。
📌 この記事の結論
直近28日の数字は、表示89回・クリック1回・平均18.9位でした。喜んでその1クリックを追いかけたら、犯人はどうやら自分(笑)。でも本当に人の気持ちが動いた瞬間は、SEOの数字ではなくXの上で起きていました。財布のレビュー記事に、ブランドのSYRINXさんから返信が届いていたんです。
この記事でわかること
- 前回までのおさらい(順位はついた、の続き)
- たった1回のクリックを、追いかけてみた
- そのクリックは「記事」じゃなかった
- 犯人はどうやら、自分でした(笑)
- 本物の手応えは、Xで起きていた
- 同じ立場の人へ、数字の外で起きること
前回までのおさらい(順位はついた、の続き)
このシリーズを初めて読む方のために、軽くおさらいさせてください。
私は10ヶ月ほどブログを放置していました。それをAI(Claude Code)と一緒に再起動したのが約3ヶ月前。朝5時に起きて出勤前のスキマ時間に1本ずつ書く、という地味な習慣をただ続けてきました。気がつけば公開記事は70本を超えています。
そして前回(第3話)で、ようやく検索結果に「平均17.8位」という順位が表示され始めた話を書きました。圏外だった記事に、初めて数字がついた瞬間です。とはいえクリックはまだ累計でわずか、収益はゼロ。「順位が出る」と「読まれる」の間には深い谷があるんだな、というところまでが前回の話でした。
今回はその谷を、もう少しだけ近くでのぞいてみます。テーマはずばり「最初のクリックは、どこから来たのか」です。
たった1回のクリックを、追いかけてみた
私は普段から、Google Search Console(検索での表示回数やクリック数を確認できる無料ツール。以下GSC)の数字を、自作のスクリプトでローカルに取り出して眺めています。今回もその数字を、そのまま出します。
直近28日間(サイト全体)の数字が、こちらです。
| 項目 | 直近28日の数字 |
|---|---|
| 合計表示回数 | 89回 |
| 合計クリック数 | 1回 |
| 平均掲載順位 | 18.9位 |
| クリック率(CTR) | 1.1% |
| 収益 | ゼロ円 |
表示89回に対して、クリックは1回。CTR(表示された人のうち何人がクリックしたか)でいうと1.1%です。笑ってしまうくらい小さな数字ですが、ゼロが1になったというのは、私にとってはちゃんと意味のある「1」でした。
そもそも、ブログには「表示されてから収益になるまで」に、いくつもの段差があります。私がこの数ヶ月でつまずいてきた「谷」を、段階で整理するとこうなります。
| 段階 | 私の現在地 | 越えるための課題 |
|---|---|---|
| ①表示される | 到達(89回) | 記事数と順位を増やす |
| ②クリックされる | いま此処(1回) | 1ページ目化・タイトル改善 |
| ③読まれる | これから | 本文の満足度を上げる |
| ④収益になる | まだゼロ | 導線とアフィリ提携の整備 |
こうして並べると、自分がいま②の入り口に立っているのがよく分かります。だからこそ気になったんです。「この貴重な1クリックは、いったいどの記事に届いたんだろう?」と。順位がつき始めた記事の中で、どれが最初にクリックされたのか。それを確かめたくて、ページ別の数字まで掘り下げてみました。
そのクリックは「記事」じゃなかった
結果は、ちょっと意外なものでした。クリックが届いていたのは、力を入れて書いたどの記事でもなく——ブログの「トップページ」だったんです。
しかも、そのときの掲載順位は1.0位。検索結果の一番上に表示されて、クリックされていました。記事たちが軒並み2ページ目(17〜19位あたり)で苦戦している中で、トップページだけが1位で1クリックを獲得していた。これを見た瞬間、私の頭にはこんな仮説が浮かびました。
検索順位が1位になるということは、その検索キーワードとページが「ほぼ一致」しているということです。記事はまだ世の中の悩みキーワードと競争している段階ですが、トップページが1位で出るとしたら、考えられるのは一つ。誰かが、このブログそのものを「名前」で検索してくれたのでは?——いわゆる「指名検索」だと思ったんです。記事流入との違いを、私はこんなふうに整理しました。
| 観点 | 記事への検索流入 | 指名検索(名前で検索) |
|---|---|---|
| きっかけ | 困りごとの検索 | 「また読みたい」 |
| 読者の多くは | 一見さん | ファン候補 |
| 主な原動力 | Googleの評価 | 人の記憶・気持ち |
| 数の出やすさ | 伸びやすい | 最初は少ない |
「あのブログ、もう一回読みたいな」と思って、わざわざ名前で探してくれた誰かがいる——そう想像した私は、正直ちょっと胸が熱くなりました。ところが、その感動は長くは続きませんでした。
犯人はどうやら、自分でした(笑)
数日後、私はあることを思い出して、思わず「あっ」と声が出ました。
そういえば少し前に、自分のスマホで「朝5時の、ちいさな人生改革」と検索していました。自分のブログが、ちゃんと検索結果に出るのか確かめたくて。そして実際、検索結果の一番上に自分のブログが表示されていて、それを自分でタップして確認していた——。
…そう、時期も場所(トップページ)も順位(1位)も、見事に一致するんです。「指名検索1クリック」、犯人はどうやら、自分でした(泣)。
勝手に物語を盛り上げていた自分が、ちょっと恥ずかしくなりました。データは正直です。数字の上では、私のブログはまだ「自分一人分」。それが、収益化前のリアルな現在地でした。
本物の手応えは、Xで起きていた
ぬか喜びの一件で少ししょんぼりしていた私ですが、同じ時期に、まったく別のところで嬉しい出来事が起きていました。
私は以前、愛用している薄い財布「HITOE FOLD」のレビュー記事を書いて、それをX(旧Twitter)でも紹介していました。すると、その投稿にブランドを手がけるSYRINXさんから返信が届いていました。自分が「いいな」と思って正直に書いた感想に、作り手の方がちゃんと反応してくれた。これには素直に、じーんときました。
SEOの数字(GSC)と、人との繋がり(X)は、まったく別の動き方をするんだな、と。同じ「反応」でも、性質がぜんぜん違います。GSCの数字は表示やクリックの「数」で、しかもゆっくりしか育ちません。一方でXは、相手の「顔」と言葉が見えて、ときに一瞬で起きる。数字の上ではまだ「自分一人分」の私のブログでも、こうして作り手さんと繋がれたんです。
正直に書いた記事は、ちゃんと誰かに届いていた。しかも、その相手は名前も顔もある「人」でした。GSCのグラフをにらんで一喜一憂していた私にとって、これは順位1位よりずっと確かな手応えでした。
そのとき紹介していた財布のレビューは、こちらの記事に書いています。気になる方はのぞいてみてください。
同じ立場の人へ、数字の外で起きること
SEOの数字は、正直しばらく動きません。私のように、ようやくついた1クリックの犯人が自分だった、なんて笑い話も起きます(笑)。でも、それで「誰にも届いていない」と決めつけるのは、まだ早いです。私の場合は、それがXでの作り手さんとの繋がりでした。
私は毎朝、出勤前にGSCのグラフを開くのが習慣になっています。今も表示もクリックもほぼ真っ平らで、これ記事書く意味あるのか?と自問自答です。でも今は、数字が動かない日でも「Xで誰かが反応してくれているかも」と思えるので、続ける気持ちが折れにくくなりました。数字と人の繋がり、その両方を見ておくこと。これが収益化前の踏ん張りどころかもしれません。
収益化できていない今だからこそ、こういう一つひとつの「初めて」を、解像度高く味わえます。ぬか喜びも、思いがけない繋がりも全部ひっくるめて。これは成功した後では絶対に書けない、収益化前のいまだけの特権だと思っています。完成された成功談より、「自分と同じところで一喜一憂している人の今」のほうが、ネタになりますかね。
前回の第3話では、ついに検索順位がついた話を、第1話ではASP申請で楽天カードが否認された話も書いています。失敗もつまずきも全部残しているので、よかったらあわせて読んでみてください。
収益ゼロの今が、一番しんどくて、一番リアルに書ける時期かもしれません。次に何か動きがあったら、また記録します。
ちなみに、私がブログの数字も家計の数字も「見える化」して続けてこられたのは、記録する習慣のおかげです。家計の見える化に使い続けているマネーフォワードMEの話はこちらの記事に書いています。
※本記事は個人のブログ運営体験に基づく記録です。検索順位やツールの仕様は変動する場合があります。
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