3年前に買ったリュックを、今日もまた背負って出張に出ます。毎月5〜8泊ほど出張のある仕事で、いちばん酷使してきた相棒がEvoon(エボーン)のマルチビジネスリュック3.0です。
3年も毎日のように使うと、新品レビューでは絶対に分からない「ヘタり方」や「ここは無事だった」が見えてきます。この記事では、良いところも、正直イマイチなところも、忖度なしで書きます。同じリュックで迷っている方の参考になればうれしいです。
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» Evoonビジネスリュック3.0ってどんなリュック?

ひとことで言うと「多機能で大容量のビジネスリュック」です。普段は通勤に、拡張ファスナーを開けば1泊2日の出張までこなせます。まずはスペックをざっと表にまとめました。
| サイズ(外寸) | 約 44.5 × 32.5 × 15cm |
|---|---|
| 重量 | 約 1.58kg |
| 容量 | 22L → 拡張時 約35L |
| PC収納 | 専用ポケットあり(〜17.3インチ対応) |
| 素材・ファスナー | 撥水加工/YKKファスナー |
| 便利機能 | サイドポケット(ペットボトル・傘)/USB充電ポート/多数の小物収納 |
※サイズ・重量・容量はメーカー公称値です。
» Evoonってどこの国のメーカー?怪しくない?
買う前に私がいちばん気になったのが、まさにこれでした。「聞いたことのないブランドだけど、大丈夫…?」と。
調べてみると、Evoon(エボーン)は日本の会社が運営する正規ブランドでした。本社は東京で、ブランドが立ち上がったのは2019年ごろ。製品そのものの製造は海外ですが、企画と品質管理は日本の会社が行っています。
3年間ほぼ毎日使ってきた立場で言うと、「無名で怪しいから危ない」ということは、少なくとも私の個体ではありませんでした。次の章で正直なヘタり具合もさらすので、判断材料にしてください。
» 3年使って分かったデメリット・正直に残念な点
良いことばかり書いても信用できないと思うので、先にマイナス点から正直に。


- 大きめサイズで、身軽に動きたい日にはややオーバースペックに感じることがあります。正直、いちばんのデメリットはこれ。きちっとした服装の日は、私はトートと使い分けています。
- 経年劣化は……正直、ほとんど感じません。強いて挙げるなら、写真のようにグッと寄るとロゴ周りにうっすら毛羽立ちがある程度。ただ普段の距離ではまず分からず、色あせも型崩れも破れもありません。デメリットとして挙げたくても挙げにくい、というのが3年使った本音です。
正直、マイナスらしいマイナスは「大きさ」くらいでした。3年ほぼ毎日、出張で酷使してもファスナー・撥水・収納力はヘタらず、見た目もほとんど買った頃のまま。安いバッグを何度も買い替えるより、結果的にずっと得だったと感じています。この丈夫さが、私が手放さない一番の理由かもしれません。
» それでも3年使い続けている良い点


デメリットを差し引いても手放さない理由が、この4つです。
① 大容量+拡張で2泊までこれ1つ
普段でも余裕の容量ですが、拡張ファスナーを開けると一気に増えて、PCを入れたまま、夏なら2泊分の着替えまで入ります。毎月の出張がこれ1つで済むのは本当にありがたいです。
② 撥水加工で急な雨も慌てない
外回りの多い仕事だと、急な雨がいちばん困ります。撥水加工のおかげで、多少の雨ならサッと拭くだけ。3年使っても、この安心感は変わりません。
③ PC専用ポケットがある
ノートPCを毎日持ち歩くので、これは絶対条件でした。専用ポケットに収まり、背面クッションもしっかりしているので、移動中の保護面でも安心です。
④ 横にペットボトル・折りたたみ傘が入るポケット
地味ですが、毎日いちばん助かっているのがこれ。サイドのポケットにペットボトルや折りたたみ傘をサッと挿せるので、バッグの中が濡れたり、飲みかけで荷物を圧迫したりしません。
» 出張で使ってみた正直な使い勝手(1〜2泊)

毎月の出張で、これ1つで完結できるかが私にとっては最重要でした。結論、夏なら2泊まで余裕でこなせます。私の場合、ノートPC・ワイシャツ・下着・充電まわりのガジェットを入れて、夏場は2泊がちょうどMAXという感覚。荷物が少ない人なら、3泊でもいけると思います。両手が空くので、新幹線や空港での移動が圧倒的にラク。「キャリーケースを引くほどじゃないけど、普通のビジネスバッグだと入りきらない」――そんな1〜3泊の出張に、ちょうどいいサイズ感です。
» 40代の通勤バッグとして「アリ」か
40代の私が通勤で背負っても、子どもっぽくは見えない落ち着いたデザインだと感じています。スーツでもカジュアルでも浮きにくい。ただ大きめなので、きちっとした服装の日や身軽に動きたい日は、私はトートと使い分けています。
その使い分けについては、【通勤バッグの中身】PCも1泊出張もこれ1つ。40代のリュック&トート使い分けでくわしく書いています。あわせて読んでみてください。
» こんな人におすすめ/合わないかもしれない人
- おすすめな人:1〜2泊の出張がある/荷物が多い/PCを毎日持ち歩く/両手を空けて移動したい
- 合わないかもしれない人:小さめ・身軽なバッグが好み/きれいめスーツ中心でリュックを避けたい
» Evoonのリュックはどれを選ぶ? 初代〜5.0の違いを比較
Evoonのリュックは番号違いがいくつもあって、結局どれを選べばいいのか分かりにくいです。私も3.0を買うときに迷いました。公式サイトには「2.0と4.0」のように隣どうしを比べたページがあり、5.0の商品ページには比較表も載っています。ただその比較表に並んでいるのは2.0・4.0・5.0の3つだけで、3年使っている3.0が入っていません。初代から5.0までを1枚にまとめた表は見当たらないので、公式サイトの数字を世代順に並べ直してみました。
先にお断りしておくと、私が実際に使ったのは3.0だけです。ほかの世代は公式スペックの整理なので、使用感は書きません。
| 項目 | 初代 | 2.0 | 3.0 | 4.0 | 5.0 |
|---|---|---|---|---|---|
| 発売 | 2020.9 | 2021.1 | 2022.9 | 2024.4 | 2025.8 |
| 定価(円) | 11,980 | 15,980 | 17,980 | 21,800 | 24,980 |
| 重量(kg) | 1.2 | 1.3 | 1.58 | 1.38 | 1.45 |
| 容量(L) | 20→35 | 24→35 | 25→35 | 25→35 | 25→35 |
| コーデュラ生地 | × | × | × | ○ | ○ |
| 気室の数 | ― | 3 | 2 | 2 | 2 |
| 180度開く | ― | × | ○ | ○ | ○ |
| ボトルポケット | ― | 1 | 1 | 2 | 2 |
| 内部の傘ポケット | ― | × | × | ○ | ○ |
| 止水ファスナー | ― | × | × | × | ○ |
※黄色い列が、私が3年使っている3.0です。数値はメーカー公称値です。初代の「―」は、公式サイトにその項目の記載がないものです。3.0の「180度開く」は私の実機で確認しています。3.0に内部の傘ポケットはなく、傘は外側のサイドポケットに挿す作りです。なお3.0の容量は公式サイト内で「22L」と「25L」の両方の表記が見られます(この記事の前半のスペック表は、私が買った当時の22L表記のままにしています)。
並べてみると、パカッと180度開くようになったのは3.0からでした。2.0まではU字に開くタイプです。この記事の上のほうに載せた「全開にした写真」がまさにそれで、荷造りのしやすさがまるで違います。ボトルポケットが左右2つになるのは4.0から、止水ファスナーは5.0からです。
迷ったときの早見
- 費用を抑えたい:2.0(15,980円)。容量24L、拡張すれば35Lまで増えます
- 軽さを優先したい:2.0(約1.3kg)か4.0(約1.38kg)。いちばん重いのは3.0の約1.58kgなので、軽さ重視なら3.0は外れます
- 生地の強さを優先したい:4.0・5.0。ナイロンの7倍の強度をうたうコーデュラに変わります
- いちばん新しいものがいい:5.0。付属のクイックアクセスポーチが4.0より大きくなっています
- 価格と機能のバランス:3.0。私が使っているのはここです
3.0を3年使った私から見た、世代ごとの位置づけ
表を並べてみて、自分でも「そうだったのか」と思った点が3つあります。
① 3.0は5世代でいちばん重い
約1.58kgは、初代(約1.2kg)より400g近く重い数字です。3年背負ってきた感覚では、背負ってしまえば気になりませんが、手で提げて歩くときには重さを感じます。4.0で約1.38kgに下がっているのは、数字の見た目以上に効く差かもしれません。
② 拡張後の35Lは初代から変わっていない
私が夏に2泊分の荷物を入れられているのは、この拡張のおかげです。容量を理由に世代を上げる意味は薄いと思います。
③ 生地が変わったのは4.0から
3.0までのナイロン+ポリエステルでも、3年でロゴ周りがうっすら毛羽立つ程度でした。生地の耐久を理由に買い替える必要は、私の使い方では今のところ感じていません。
4.0から変わった「コーデュラ生地」とは
表に出てくるコーデュラ(CORDURA)は、生地の種類というより高強度ナイロンのブランド名です。アメリカのインビスタ社が持つ登録商標で、もともとは軍用品やワークウェアに使われてきました。今はリュックや作業着でよく見かけます。
特徴は3つです。
- 擦れ・引き裂きに強い:一般的なナイロンの5〜7倍の強度があるとされます。Evoonの公式サイトも「ナイロンの7倍」と説明しています
- 水を弾く:高密度に織った生地にポリウレタン加工をしているので、水が玉になって転がります
- 丈夫なわりに重くならない:実際、コーデュラを使った4.0は、使っていない3.0より約200g軽いです
弱点もあります。撥水であって完全防水ではありません。また、直射日光に長く当たると色あせしやすい、濃い色は擦れた跡が白い筋になって残りやすい、と言われています。土砂降りの日はレインカバーを使うほうが安心なのは、どの生地でも同じです。
ここで私の3年が少し役に立つかもしれません。私の3.0はコーデュラではない世代ですが、3年ほぼ毎日使って色あせも破れもなく、ロゴ周りがうっすら毛羽立った程度でした。「コーデュラじゃないと3年もたない」ということはなかったです。強度の余裕を買い足すのが4.0以降、という受け止め方をしています。
どの世代を選んでも共通していること
- 大きさはほぼ同じ。本体サイズは3.0・4.0・5.0が44.5×32.5×15cmで共通です。「大きすぎる」が理由で合わなかった人は、世代を変えても解決しません(小さめが好みなら、容量15Lの「Slim」など別シリーズを見たほうが早いです)
- 基本機能は全世代にあります。11〜17.3インチのPC収納、撥水加工、拡張ファスナーは初代から共通です
- 新しいほど軽い、という並びではありません。重量は世代ごとに上下しているので、数字で確認したほうがいいです
- 販売価格はお店ごとに違います。公式サイト・Amazon・楽天市場で差が出ることがあるので、買う前に見比べてみてください
» よくある質問(FAQ)
Q. ビジネスリュックって何年くらいもつ?
個体差はありますが、私はほぼ毎日3年使って、劣化らしい劣化をほとんど感じません。寄って見ればロゴ周りにわずかな毛羽立ちはありますが、色あせ・型崩れ・破れはなく、ファスナーも収納も現役です。丁寧に使えば、3年どころかまだまだ付き合えそうです。
Q. 3.0と他の型番(2.0・5.0など)の違いは?
容量・重量・生地が世代ごとに違います。私が使っているのは3.0で、夏なら2泊ほどの出張までカバーできる容量がちょうどよかったです。初代から5.0までの数字を並べた表はEvoonのリュックはどれを選ぶ? 初代〜5.0の違いを比較にまとめました。
Q. 重くないですか?
重さは約1.58kgで、正直、軽量タイプではありません。ただ、背面クッションと肩ベルトがしっかりしているので、背負ってしまえば数字ほどの重さは感じにくいです。中身を詰め込みすぎないのがコツです。
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このブログでは、40代の等身大の暮らしやお金の話を、朝5時ごろに少しずつ更新しています。よかったらまた読みに来てくださいね。
