「楽天証券とSBI証券、どっちをメインにすべきですか?」これは新NISAをこれから始めようとしている40代の方からよく聞かれる質問です。私自身、2020年から両方の口座を持ち、5年間使い分けてきました。
結論からお伝えすると、40代会社員の私は 「楽天証券をメイン、SBI証券をサブ」 という構成で運用してきました。5年で資産は85万円から2,752万円(2026年4月時点)になりましたが、そのほとんどが楽天証券に置かれています。
この記事では、私がなぜこの使い分けにたどり着いたのか、そして「これからNISAを始める方はどちらをメインにすべきか」を、5年間の実体験をもとにお話しします。
楽天証券とSBI証券、5年使った私の結論
結論を先に表でまとめます。
| 項目 | 楽天証券(メイン) | SBI証券(サブ) |
|---|---|---|
| 用途 | 新NISA積立・個別株 | 米国債券などサブ運用 |
| 積立額 | 夫婦合計月10万円+個別株 | スポットで約20万円 |
| クレカ積立 | 楽天カードで利用中 | 使っていない |
| 選んだ理由 | 楽天経済圏・操作性 | SBI銀行を持っていた流れ |
つまり「楽天経済圏を使っている人は楽天証券をメインに、そうでなければSBI証券をメインに」というのが、5年使った私のシンプルな結論です。
とはいえ、これだけだと判断材料が足りないと思います。ここから、なぜそうなったのかを順を追ってお話ししていきます。
なぜ楽天証券をメイン口座にしたのか
楽天証券をメインにした理由は、ざっくり3つに集約されます。
理由1:楽天カード積立で毎月ポイントが貯まる
一番大きかったのは、楽天カードでクレカ積立ができるという点です。我が家は夫婦合計で月10万円積み立てていますが、その全額が楽天カード経由なので、毎月一定のポイントが自動で貯まります。
このポイントは、楽天市場での日常の買い物や、ふるさと納税の支払いに回しています。投資をしながら家計の負担が少しずつ軽くなっていく感覚があり、5年続けてきても全く負担に感じません。
理由2:楽天経済圏との相性が良い
私は楽天モバイル・楽天カード・楽天市場をすべて使っている、いわゆる楽天経済圏のユーザーです。証券口座も楽天にしておくと、ポイントの管理や入出金の連携が同じID内で完結します。
細かい話ですが、楽天証券の口座開設をすると、楽天市場での買い物時のSPU(スーパーポイントアッププログラム)にも一部影響しました。日常の生活と投資が一つの経済圏でつながる感覚は、思っていた以上に便利でした。
家計のメイン口座の選び方については、楽天経済圏を5年使い続けた私が、それでもSBI銀行を給与口座にしている理由でも詳しく書いていますので、合わせて読んでいただけると、楽天とSBIの両方を持つメリットがより立体的に見えると思います。
理由3:アプリ・サイトの操作性がシンプル
これは個人の感覚もありますが、楽天証券のスマホアプリ「iSPEED」とPC画面は、私にとってかなり直感的に操作できる作りでした。投資初心者の頃に「どこを押せばいいのか分からない」というストレスがなかったのは大きいです。
NISAの積立設定・投資信託の購入・個別株の売買まで、すべて同じアプリの中でスムーズに動けます。毎朝の習慣として資産確認をするときも、楽天証券アプリだけで完結するのは地味に助かっています。
📝 asaji-memo
楽天証券は「楽天経済圏ユーザーにとっての標準装備」と言える存在でした。クレカ積立・SPU・アプリの3つがそろうと、毎日の生活と投資が無理なくつながります。
SBI証券をサブ口座として開いたきっかけと使い道
では、なぜわざわざ2つ目の証券口座としてSBI証券を開いたのか。理由は意外とシンプルで、「給与口座をSBI銀行にしていたから、流れで証券口座も作った」というのが正直なところです。
SBI銀行と住信SBIネット銀行の連携、住宅ローンもSBIネット銀行で借りていたこと、そして家計の中心がSBI銀行だったことから、証券もSBIにしておけば資金移動が楽だろうという気軽な発想で開設しました。
サブ口座の具体的な使い道
SBI証券をサブにした結果、今は主に2つの使い方をしています。
- 楽天証券では扱っていない・買いづらい商品の購入:興味本位で米国債券を約20万円分、SBI証券で買ってみました。楽天証券にもありますが、SBIのほうがラインナップを見ていて見やすかったのが理由です。
- 1社依存のリスク分散:すべての資産を1社に置いておくのは怖い、というぼんやりした不安への保険として、サブ口座を残しています。
金額は小さいですが、「楽天証券で買えないものを試したくなったときの受け皿」「もしものときのバックアップ」として、SBI証券をサブで持っていることに5年間ずっと安心感がありました。
これからSBI証券を新規で開設しようと考えている方は、【2026年最新】SBI証券の口座開設方法を徹底解説を参考にしていただくと、申込みから取引開始までの流れがイメージしやすいと思います。
クレカ積立は楽天証券を使っている話
クレカ積立を「楽天証券+楽天カード」で組んでいるのは、5年使い続けても今のところ正解だと感じています。
正直に言えば、SBI証券でも三井住友カードを使ったクレカ積立は可能です。私は使っていないだけで、調べた限りでは三井住友カードのゴールドNLなどを組み合わせれば、楽天と同等以上のポイント還元が受けられるケースもあります。
それでも私が楽天で続けているのは、貯まったポイントが楽天市場・楽天モバイル・楽天ふるさと納税にそのまま使えるからです。「ポイントを別のサービスに移す」「ポイントの使い道を考える」というひと手間がない分、楽天の中で資産形成も生活費もぐるっと回っているイメージです。
逆に言えば、楽天経済圏を使っていない方であれば、SBI証券+三井住友カードでクレカ積立をするほうが合うはずです。ここは生活スタイルとの相性で決まる部分だと感じます。
2口座持って5年間で得した3つのこと
「証券口座は1つでいいのでは?」と思う方もいると思います。実際、ほとんどの方は1社だけで十分です。それでも、5年使い分けてみて「2口座持ってよかった」と感じる場面が3つありました。
得したこと1:商品ラインナップの比較ができる
米国債券を試したいと思ったとき、楽天証券とSBI証券のどちらが買いやすいか・コストはどうかをその場で比較できました。1社しか持っていないと「ここにある商品から選ぶ」しかありませんが、2社あれば「どっちが自分に合うか」で選べます。
得したこと2:メンテナンス時にも資産確認ができる
これは派手な話ではありませんが、5年のうちに「楽天証券側のシステムメンテナンス中で画面が見られない」という日がありました。そんなときでもSBI証券側の口座は普通に動いていて、資産状況の一部を確認できたので、変な不安にならずに済みました。
得したこと3:家計の口座と投資の口座を分けられる
SBI証券はSBI銀行と紐づいているので、家計のお金の動きが見える「家計側の証券口座」になっています。一方、楽天証券は「投資のメイン口座」として独立した管理ができています。
結果として、「日々の生活費の延長で投資の数字を見たくないとき」は楽天証券だけを開けばよく、「全体の家計を俯瞰したいとき」はSBI銀行+SBI証券をマネーフォワードMEで見る、という役割分担ができていました。
こんな人は楽天をメイン、こんな人はSBIをメインにすべき
ここまでの話をふまえて、これから始める方への「どちらをメインにするか」の判断軸を整理しておきます。
| 楽天証券をメインにすべき人 | SBI証券をメインにすべき人 |
|---|---|
| 楽天カード・楽天モバイル・楽天市場のいずれかを使っている | SBI銀行を給与口座にしている、または検討中 |
| ポイントを楽天市場・ふるさと納税で使いたい | 三井住友カード(NL・ゴールドNL)を持っている |
| アプリ・画面操作の分かりやすさを重視する | 商品ラインナップの広さを重視する |
| 投資初心者・最初の口座選びで迷っている | 米国株・米国債券など海外商品も視野に入れたい |
どちらか1社に決めなくても、まずは生活と相性がいい方をメインにして、必要になったらサブを足す、で十分だと思います。私もそうやって自然と「楽天メイン+SBIサブ」になりました。
5年使って「不満がない」ことが最大の答え
正直な話、5年間使い分けてきて、楽天証券にもSBI証券にも大きな不満を感じたことがほとんどありません。これは比較記事を書こうとして気づいたのですが、それぞれの欠点を挙げようとしても、ぱっと出てきません。
裏を返せば、「日本のネット証券大手2社は、どちらを選んでも長期投資に必要な機能は揃っている」ということです。手数料も、商品ラインナップも、アプリの使いやすさも、十分実用的なレベルにあります。
だからこそ、「どちらが優れているか」よりも、「自分の生活と相性がいいのはどちらか」で選ぶのがいちばん納得感のある選び方だと、5年使ってみて思います。
今日のアクションプラン
- 普段の生活で使っているサービスを書き出す:楽天系(カード・モバイル・市場)を使っていれば楽天証券寄り、SBI銀行や三井住友カードを使っていればSBI証券寄りに自然に決まります。
- メイン口座を1つに決めて、まずそこだけで積立を始める:最初から2口座を持つ必要はありません。新NISAは月1万円からでも十分です。
- 1〜2年使って「物足りない」と感じたら、サブ口座の開設を検討する:私のように後からSBI証券を足す形でも全く遅くありません。
- クレカ積立を必ず設定する:楽天証券なら楽天カード、SBI証券なら三井住友カードを組み合わせると、毎月のポイント還元が積み上がります。
口座を決めて積立を始めたあとは、「いつ・どう取り崩すか」という出口の話も少しずつ考えておくと安心です。具体的な数字でのシミュレーションは、新NISA出口戦略|積立5年・2,752万円の40代が考えた「いつ・どう取り崩すか」でまとめていますので、合わせてどうぞ。
まとめ
楽天証券とSBI証券を5年使い分けた40代会社員の結論は、シンプルです。
- 楽天経済圏を使っているなら、楽天証券をメインにすべき
- SBI銀行や三井住友カードがメインなら、SBI証券をメインにすべき
- どちらも完成度が高いので、生活との相性で決めて問題ない
- サブ口座は最初から作る必要はなく、必要になったときに足せばよい
私自身、最初は何となく開いた2口座でしたが、5年経ってみると「2つ持っていたから安心感があった」と感じています。新NISAをこれから始める方にとって、この記事が「最初の1口座」を決めるヒントになればうれしいです。
このブログは定期的に新しい記事を更新しています。よかったらブックマークしてまた読みにきてくださいね。
