資産形成・投資

資産の取り崩しシミュレーション早見表|1,000万〜5,000万を月いくら崩すと何年持つか【2026年】

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「いま手元にある資産、取り崩し始めたら何年持つんだろう?」——老後やFIREを考え始めると、いちばん知りたくなる数字だと思います。

私自身、新NISA中心の資産がある程度の規模まで増えて、ようやく「使うフェーズ」を意識し始めました。そこで自分の金額だけでなく、1,000万〜5,000万円まで金額別に「月いくら取り崩すと何年持つか」を全部計算してみました。

年利0〜4%、月5万〜15万円の取り崩し。条件を変えると資産の寿命がどう変わるか、早見表でまとめます。自分の数字に近いところを探してみてください。

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結局、いくらあれば安心なんでしょう?2,000万でも足りるのか、3,000万必要なのか、ピンとこなくて…。
ゆしあん
実は「いくら持っているか」より「年いくらまで取り崩すか」で答えが変わるんです。同じ2,000万でも、月5万なら数十年、月15万なら10年ちょっと。早見表で一緒に見てみましょう。
✅ この記事の結論

ざっくりの目安は「取り崩しを資産額の年3〜4%以内に収める」こと。たとえば3,000万円を月7万円(年84万=約3%)で取り崩すと、年利3%運用ならほぼ減りません。逆に月15万円のような大きな取り崩しは、5,000万円あっても利回り次第で尽きます。下の金額別早見表で、自分の資産の「持つ年数」を確認しましょう。

» 試算の前提条件

細かい前提を先に置いておきます。あくまで”ざっくりの目安”として見てください。

  • 取り崩しは毎月一定額(定額取り崩し)
  • 取り崩しながらも運用は継続(年利0%=運用しない・3%・5%の3パターンで比較)
  • 新NISA口座を想定し、運用益は非課税
  • インフレ・手数料・税金は考慮しない(シンプルな目安)
  • 「60年以上」「ほぼ減らない」は、現実的な取り崩し期間では尽きないことを意味します

数字は筆者が月次複利で試算したものです(2026年)。実際は相場の上下や税制で前後しますが、「だいたいどのくらい持つか」の感覚をつかむのに役立つはずです。

» 月7万円取り崩しの早見表(金額別×利率別)

まずは月7万円(年84万円)を取り崩すケース。これは「年金にプラスして少し取り崩す」イメージに近い金額です。

資産額年利0%(運用なし)年利3%年利5%
1,000万円約12年約15年約18年
2,000万円約24年約41年ほぼ減らない
3,000万円(例)約36年ほぼ減らないほぼ減らない
5,000万円約60年ほぼ減らないほぼ減らない
※月7万円(年84万円)を取り崩した場合の資産寿命(筆者試算・月次複利・2026年)

3,000万円なら、年利3%を維持できればほぼ減らない計算です。月7万円は多くの家庭にとって現実的な”補填額”。年金と組み合わせれば、この水準で足りるケースは多いと思います。

そして、いちばん左の「0%(運用なし)」の列にも注目してください。同じ3,000万円・月7万円でも、運用しなければ約36年で尽きるのに対し、年利3%を続ければ枯渇しにくくなります。取り崩し期も運用するかしないかで、資産寿命は大きく変わる——つまり”運用しないこと”自体が、実はリスクなのです。

» 月10万円取り崩しの早見表

次は月10万円(年120万円)。年金が少なめ、あるいは年金が始まる前の”つなぎ”で多めに取り崩すケースです。

資産額年利0%(運用なし)年利3%年利5%
1,000万円約8年約10年約11年
2,000万円約17年約23年約35年
3,000万円(例)約25年約46年ほぼ減らない
5,000万円約42年ほぼ減らないほぼ減らない
※月10万円(年120万円)を取り崩した場合の資産寿命(筆者試算・月次複利・2026年)

3,000万円・年利3%なら約46年。65歳から始めれば100歳を超えても持つ計算です。一方で年利0%(運用しない)だと約25年で尽きるので、取り崩し期も運用を続ける効果がはっきり出ています。

» 月15万円取り崩しの早見表

月15万円(年180万円)は、生活費の大部分をここから出すイメージ。さすがに資産の減りは速くなります。

資産額年利0%(運用なし)年利3%年利5%
1,000万円約6年約6年約6年
2,000万円約11年約14年約16年
3,000万円(例)約17年約23年約35年
5,000万円約28年約58年ほぼ減らない
※月15万円(年180万円)を取り崩した場合の資産寿命(筆者試算・月次複利・2026年)

3,000万円だと、運用しなければ約17年、年利5%でも約35年で尽きます。月15万円を長く続けたいなら、4,000万〜5,000万円台の資産か、年金との併用が前提になります。

» 4%ルールは日本で通用する?年金と合わせて考える

よく聞く「4%ルール」は、”資産の4%以内の取り崩しなら30年は持つ”という米国発の目安です。たとえば3,000万円の4%は年120万円(月10万円)。上の表でも、月7〜10万円(年3〜4%)に収めると寿命が一気に延びるのが分かります。

ただし日本では、ここに公的年金が加わります。私の試算では年金は月約15万円見込み。仮に生活費が月25万円なら、NISAから取り崩すのは月10万円で済みます。

つまり「年金で土台を作り、足りない分だけ取り崩す」設計にすれば、取り崩し額を月7〜10万円に抑えられ、資産はぐっと長持ちします。“資産額”そのものより、”年いくらまで取り崩すか”を決めるほうが大事——表を作ってみて、改めてそう感じました。

🧐
こういう試算や取り崩し後の家計って、どうやって管理すればいいですか?
ゆしあん
私たち夫婦は資産を楽天証券・SBI証券に置き、全体はマネーフォワードMEで1画面に集約しています。取り崩しを始めても、残高の推移がひと目で分かる体制にしておくと安心です。

💡 取り崩しを見据えるなら、口座と家計の「見える化」から

シミュレーション通りに進めるには、資産の現在地がいつでも分かることが前提です。私たち夫婦が5年以上使っている3つを紹介します。

  • 楽天証券:楽天カード積立でポイントが貯まる・画面がシンプル。私たちのメイン口座
  • SBI証券:三井住友カード積立に対応・取扱商品数No.1。サブ口座として活用
  • マネーフォワードME:家族5人・10口座を1画面で管理。取り崩し後の残高確認にも必須

※どれも口座開設・登録は無料です。両方の証券口座を持っておくと、取り崩し時の選択肢が広がります。

» 私の場合、どう取り崩すか

私はまだ40代前半で、取り崩しは先の話です。今のところの素朴な方針は、あと5年ほど積立を続けて、その後は大きく買い増さずに放置運用。長女が大学に入る頃には3,700万円ほどになる見込みで、そこから教育資金を取り崩しつつ、少しずつ老後を迎える——という流れです。

上の早見表で言えば、3,000万円台の行が私の近い将来。月7〜10万円の取り崩しに収めれば、年金と合わせて十分に持つ計算です。数字で見えると、漠然とした不安が少し和らぎました。

なお、取り崩しの”考え方”(いつ始める・定率か定額か・どの口座から引き出すか・税金の順番)は、新NISA出口戦略|積立5年・2,000万円超の40代が考えた「いつ・どう取り崩すか」に詳しくまとめています。この記事の”数字”と合わせて読むと、自分の取り崩し計画がぐっと具体的になるはずです。

✅ この記事のまとめ:取り崩しは「何年持つか」で考える

  1. 取り崩しを「資産額の年3〜4%以内」(3,000万円なら月7〜10万円)に収めると、多くのケースで30年以上持つ
  2. 取り崩し期も運用を続けると資産寿命は大きく延びる(年利0%と3%で倍近く違う)
  3. 月15万円級の大きな取り崩しは、5,000万円台の資産か、年金との併用が前提
  4. 公的年金を土台にすれば、NISAからの取り崩しは月7〜10万円で足りるケースが多い
  5. まず自分の資産額に近い行で「持つ年数」を確認するのが第一歩

大事なのは「いくら持っているか」より、「年いくらまでなら取り崩せるか」。そこが決まると、必要な資産額も、取り崩しの不安も、ぐっと具体的になります。

朝5時ごろに新しい記事を更新しています。明日もまた、お会いできたら嬉しいです。