資産形成・投資

暴落が来ても積立を止めない|コロナショックから5年、売らずに続けたら資産が2,000万円超になった

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「相場が暴落したとき、どうすればいいの?」

投資を始めてすぐに、この問いに直面しました。2020年2〜3月、コロナショックで世界の株式市場が急落。当時投資を始めたばかりで、保有資産が元本を割り込むのを初めて経験しました。

でも売りませんでした。積立を止めませんでした。その後も2022年の相場下落を乗り越え、積立を続けてきた結果、2026年現在の資産は2,000万円超になっています。

今日は「暴落のとき何を考え、どう行動したか」を実体験で書きます。

📌 この記事の結論

2020年のコロナ暴落でNISA評価額が一時30〜40%下落しても、積立を止めなかった結果が現在の資産2,000万円超。「下げ局面こそ仕込み時」を体験で実感した5年間の記録を公開します。

2020年コロナショック|投資始めてすぐに元本割れを経験

2020年2月下旬から3月にかけて、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて世界の株式市場が急落しました。米国S&P500は約34%、日経平均も約30%以上下落。たった1ヶ月で株式市場の時価総額が大幅に吹き飛んだ、近年まれに見る急速な暴落でした。

当時のわたしは投資を始めてまだ間もない時期。保有していた資産は50万円前後だったと思います。その資産が元本割れするのを初めて数字で確認したとき、正直「これが暴落か」という驚きがありました。

頭が真っ白になった…とまでは言いませんが、口座を開いて「うわ、減ってる」と胃がきゅっとなったのは今でも覚えています。それでも売らずに持ち続けられたのは、「とりあえず続けてみよう」と思えたから。これはリベ大の両学長のYouTubeで、事前に何度も聞いていたことでした。

「売ろう」とは一度も思わなかった理由

コロナショックのとき、売却を検討したことは一度もありませんでした。

理由はシンプルです。投資を始める前に、リベ大(リベラルアーツ大学)の両学長のYouTubeをたくさん見ていました。その中で「暴落は買い増しのチャンス」「長期投資では暴落を乗り越えることが前提」「怖くなって売った人が一番損をする」という話を何度も聞いていました。

だから暴落が来たとき、パニックではなく「学長が言っていた通りの状況が来た」という感覚でした。頭でわかっていたことが、現実として起きた。「ここで売ったら終わり」という認識があったので、積立を継続するだけでした。

投資を始める前に「暴落時の正しい行動」を学んでおくことが、いかに大切かを身をもって実感した出来事でした。

コロナショック後の急回復|「売らなくてよかった」を初めて実感

2020年3月に底を打ったS&P500は、その後わずか5ヶ月で元の水準に回復。年末には過去最高値を更新しました。これほど急速な回復は歴史的にも異例でしたが、「長期では必ず回復する」という原則通りの展開でした。

元本割れの状態から積立を継続していたため、下落した安い価格で多くの口数を買うことができていました。回復後には平均取得単価が下がっていて、むしろプラスが大きくなっていた。これが「暴落は買い増しチャンス」という言葉の意味を、初めて体感として理解できた瞬間でした。

2022年の相場下落|今度は「いつもの調整」と感じた

2022年、米国の急速な利上げを受けてS&P500が年間で約20%下落しました。ハイテク株中心のNASDAQは約33%の下落。2021年末の高値からは大きく調整した1年でした。

このときはコロナショックのときと違い、特に動揺はありませんでした。毎月の積立を続け、特別な対応は何もしていません。コロナショックを経験していたことで「暴落→回復」のサイクルを一度体感しており、「これも乗り越えられる」という確信があったからです。

2022年の下落局面でも積立を継続したおかげで、その後の2023〜2024年の上昇相場で大きなリターンを得ることができました。下がったときに買い続けていた分が、回復後に大きな恩恵となって返ってくる。ドルコスト平均法の効果を改めて実感しました。

過去の主要暴落と回復期間データ(S&P500ベース)

暴落イベント下落率下落期間回復までの期間
ITバブル崩壊(2000〜2002年)約▲49%約2年4ヶ月約5年6ヶ月
リーマンショック(2008〜2009年)約▲57%約1年5ヶ月約4年
コロナショック(2020年2〜3月)約▲34%約1ヶ月約5ヶ月
2022年利上げ局面約▲25%約1年約1年半

歴史が証明する「暴落後は必ず回復する」という事実

インデックス投資で長期保有が推奨される最大の根拠は、歴史的なデータです。S&P500(米国の主要500社の株価指数)は、過去のすべての暴落を乗り越えて最高値を更新し続けています。

さきほどの表を見てもらうとわかるとおり、リーマンショックのように「回復まで4〜5年」かかった長期の低迷もありました。それでも最終的にはちゃんと回復しています。逆にコロナショックはわずか5ヶ月という、自分でも拍子抜けするくらいの速さで戻りました。

「今回の暴落は過去と違う」「今度こそ回復しないかもしれない」という声は、暴落のたびに必ず出てきます。でも過去100年のデータはすべての暴落後に回復を示しています。長期投資では「歴史の教訓を信じる」ことが最も強力な武器です。

なぜ暴落時も積立継続が有利なのか|ドルコスト平均法の仕組み

毎月一定額を積み立てる「ドルコスト平均法」が、なぜ暴落時にむしろ有利になるのか。当時のわたしが腹落ちした考え方を、そのまま書いてみます。

例えば毎月1万円を投資しているとします。価格が1,000円のとき→10口購入。価格が500円に暴落したとき→20口購入。同じ1万円でも、価格が安いときに多く買えます。その後価格が1,000円に戻ると、暴落時に多く買った分が大きなリターンになります。

逆に暴落時に積立を止めると、安く買えるタイミングを逃します。「怖いから止める」という行動が、最も買い増しすべき局面での機会損失になるのです。わたし自身がコロナショックと2022年下落を通じて経験したことが、まさにこの仕組み通りでした。

暴落を乗り越えるための3つのマインドセット

コロナショック・2022年下落の2回の経験から、暴落時に心が安定していた理由を整理すると、次の3つのマインドセットが機能していたと感じています。

①「長期投資では暴落は一時的」と事前に理解していた

リベ大の両学長のYouTubeで繰り返し学んでいたことが、暴落時の「知識のお守り」になりました。「S&P500は過去の暴落をすべて乗り越えてきた」「20〜30年の投資期間があれば元本割れリスクはほぼない」という事実を頭に入れていたことで、パニックにならずに済みました。

②毎月の積立を「自動」にしていた

積立投資は毎月自動で引き落とされる設定にしています。「今月は買おうか、やめようか」という判断が発生しない仕組みにすることで、感情による判断ミスを防げます。暴落時に「今月はやめよう」と判断できてしまう環境だったら、きっと止めていたと思います。

③資産全体への影響が大きすぎなかった

コロナショック時は投資額が50万円程度だったため、仮に全部なくなっても生活には支障がない規模でした。「生活費を投資に回していない」「余剰資金の範囲で投資している」という安心感が、冷静さを保てた要因のひとつです。投資額が生活費を圧迫するほど大きければ、同じように冷静でいられたかどうかはわかりません。

「売らなかった」5年間の結果

2020年のコロナショックで元本割れを経験し、売らずに積立を継続した結果、2026年現在の資産は2,000万円超になっています。最初に投資した金額と比較すると、複数回の暴落を乗り越えながら大きく増えました。

「暴落のたびに売っていたら」と想像すると、損失を確定させ、その後の回復と上昇相場を逃していたはずです。売らずに持ち続けたことが、資産形成において最も重要な判断だったと今は確信しています。

そもそも、積立は月5,000円から始めた|夫婦で月10万円までの歩み

「暴落でも売らなかった」と書くと、最初から肝が据わっていたように聞こえるかもしれませんが、実際はまったく逆でした。始める前のわたしは投資が怖くて、家計もどんぶり勘定。「老後や子どもの教育費は、なんとかなるだろう」と目を背けていたタイプです。

そんな状態から、コロナ禍に見ていたリベ大(両学長)のYouTubeに背中を押されて、楽天証券で月5,000円の積立を始めました。選んだのはeMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)1本。最初の1年は残高もゆっくりで「これ意味あるのかな」と思う瞬間もありましたが、家計管理が整って余裕が出るたびに、少しずつ積立額を増やしていきました。

時期月の積立額きっかけ
1年目月5,000円リベ大で背中を押され、まずは少額でスタート
2年目月1〜2万円固定費の見直しで余裕が生まれ、少しずつ増額
3〜4年目月3〜5万円家計管理が安定し、投資への恐怖感がなくなった
5年目〜現在夫婦合計 月10万円新NISAへ移行し、非課税枠を最大活用

3年ほど経った頃に妻にも積立NISAを勧め、家計の数字を一緒に見ながら話し合ううちに前向きになってくれました。妻の口座も楽天証券で開設し、同じくオルカンを積立。2024年の新NISAスタートで、夫婦それぞれの非課税枠をフル活用するために月10万円まで引き上げました。最初の月5,000円からここまで来られたのは、小さく始めて、無理なく少しずつ増やしていったからだと思っています。この「無理のない積立額」だったからこそ、暴落が来ても生活が揺らがず、売らずに続けられました。

次の暴落に備えて今からできること

暴落はいつ来るかわかりません。でも「必ず来る」ことはわかっています。次の暴落が来たときに冷静に対応するために、今からできる準備があります。

  • 生活防衛資金を確保する:生活費の6ヶ月〜1年分を現金で別に持つ。「なくなっても困らないお金」で投資することが精神的安定の基盤
  • 投資の目的と期間を明確にする:「老後のための30年投資」と決めていれば、5年・10年の下落は「一時的な揺れ」として見られる
  • 積立を自動化する:毎月自動引き落としにして「やめるかどうか考える機会」を作らない
  • 暴落時の正しい行動を事前に学ぶ:リベ大・本・ブログなどで「長期投資では暴落をどう見るべきか」を理解しておく

わたし自身はこれらをすべてコロナショック前に(偶然ではありますが)実行していました。だから暴落時に「売らない」という正しい判断ができた。準備が判断の質を決めます。

ドルコスト平均法:一括投資 vs 積立投資 暴落時の比較

比較項目一括投資積立投資(ドルコスト平均法)
暴落時の購入すでに投資済みで買い増しできない安値で自動的に多く買える
暴落の心理的影響大きい(含み損が最大化)小さい(平均取得単価が下がる)
回復後のリターン大きい(タイミングが良ければ)安定的(平均化効果)
手間タイミング判断が必要自動積立でほぼ不要
初心者向け△(市場を読む必要あり)◎(新NISAの積立投資枠が最適)

今日の気づきメモ|暴落は「投資をやめるべきサイン」ではない

暴落が来ると「投資は怖い」「やめた方がいいのでは」という気持ちになります。わたしも最初の一回はそうでした。でも振り返ってみると、それは恐怖という感情の反応であって、冷静に考えた結論ではなかったんですよね。

長期のインデックス投資において、暴落は「より安く買えるタイミング」です。積立を止めたり、売却したりすることは、安値で買うチャンスを逃し、すでに持っている資産の損失を確定させる行動です。暴落時こそ「何もしない」「積立を続ける」が正解です。

今日のアクションプラン

  • 積立投資を毎月自動引き落としに設定して「判断が入る余地」をなくす(長期積立と複利の考え方はこちら
  • 次の暴落前に「長期投資での暴落の意味」を改めて理解しておく
  • 投資額が「なくなっても生活に支障がない金額」の範囲に収まっているか確認する

資産2,000万円超になるまでは5年ほどかかりました。今も上下していますが、とりあえず、このまま残しておけば教育資金と老後はどうにかなるかなと思う金額になりました。ただ、まだ働き続ける必要はあるので、会社に縛られない金額になるまで頑張るつもりです。

制度の最新情報は金融庁のNISA特設サイトも合わせて確認してください。

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📌 まとめ・結論
  • ✅ 2020年コロナショックで元本割れを経験。リベ大で学んでいたので売らずに積立継続
  • ✅ 2022年相場下落も同様に「何もしない」で対応。毎月の積立のみ継続
  • ✅ 投資のやり方は暴落前後で一切変えていない。変えないことが正解だった
  • ✅ 暴落時の精神的安定の源は「事前の正しい知識」と「自動積立の仕組み」
  • ✅ 売らずに続けた結果、2026年現在の資産は2,000万円超になっている

「暴落が怖くて投資を始められない」という方に伝えたいのは、「怖いのは正常だけど、行動の根拠を知識に置けば乗り越えられる」ということです。インデックス投資の始め方についてはこちらの記事もあわせてご覧ください。リベ大の動画でも、この記事でも、まず「暴落時の正しい行動」を理解することから始めてください。

6年間の資産形成の全記録(どの銘柄を買ったか・積立額の変遷・保険解約の判断など)は6年で85万円から2,000万円超になった資産形成の全記録にまとめています。あわせてご覧ください。

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