「毎月コツコツ積み立てたら、何年でいくらになるんだろう?」——これから資産形成を始める人にとって、いちばん知りたい数字だと思います。
私自身、月5,000円のつみたてからスタートして、今ではある程度資産形成が進みました。最初は「こんな少額で意味あるの?」と半信半疑でしたが、続けてみて複利の効き方に驚いた一人です。
そこで、月1万〜5万円を10〜30年積み立てると、いくらになるかを金額別に全部計算してみました。年利は3%(保守的)・5%(控えめな現実線)・7%(抑えた強気線)の3パターン。自分の月額と年数に近いところを探してみてください。
📋 この記事でわかること
» 試算の前提条件
前提を先に置いておきます。あくまで”ざっくりの目安”です。
- 毎月一定額を積み立て、運用益も再投資(複利)
- 年利は3%・5%・7%の3パターンで比較
- 新NISA口座を想定し、運用益は非課税
- インフレ・手数料・税金は考慮しない(シンプルな目安)
- 数字は筆者が月次複利で試算(2026年)。相場で前後します
» 年利3%(保守的)の積立早見表
まずは控えめに、年利3%で見てみます。”これくらいは堅く狙えるかな”という保守ラインです。
| 毎月の積立額 | 10年後 | 20年後 | 30年後 |
|---|---|---|---|
| 月1万円 | 約139万円 | 約327万円 | 約579万円 |
| 月2万円 | 約279万円 | 約654万円 | 約1,157万円 |
| 月3万円 | 約418万円 | 約981万円 | 約1,736万円 |
| 月5万円 | 約697万円 | 約1,634万円 | 約2,894万円 |
保守的な3%でも、月3万円を30年で約1,736万円。新NISAの非課税枠を活かせば、この約670万円の運用益(元本1,080万円との差)に税金がかからないのは大きいです。
» 年利5%(控えめな現実線)の積立早見表
次は年利5%。全世界株や米国株のインデックス投資で、長期なら”控えめに見てこれくらい”という現実線です。
| 毎月の積立額 | 10年後 | 20年後 | 30年後 |
|---|---|---|---|
| 月1万円 | 約154万円 | 約406万円 | 約815万円 |
| 月2万円 | 約309万円 | 約812万円 | 約1,631万円 |
| 月3万円 | 約463万円 | 約1,217万円 | 約2,446万円 |
| 月5万円 | 約772万円 | 約2,029万円 | 約4,077万円 |
年利5%なら、月3万円・30年で約2,446万円、月5万円なら約4,077万円。3%のときと比べて、同じ積立額でも将来額が大きく伸びます。利回りの差は、長期になるほど効いてきます。
» 年利7%(抑えた強気線)の積立早見表
年利7%は、過去の実績よりはあえて抑えた”強気線”です(実績は後述します)。
| 毎月の積立額 | 10年後 | 20年後 | 30年後 |
|---|---|---|---|
| 月1万円 | 約171万円 | 約508万円 | 約1,169万円 |
| 月2万円 | 約342万円 | 約1,015万円 | 約2,339万円 |
| 月3万円 | 約513万円 | 約1,523万円 | 約3,508万円 |
| 月5万円 | 約855万円 | 約2,538万円 | 約5,847万円 |
7%だと月3万円・30年で約3,508万円、月5万円なら約5,847万円。3%との差はおよそ2倍です。たった数%の利回り差が、30年でこれだけ開く——これが複利の怖さであり、面白さでもあります。
» 複利は「後半」に効く|元本と運用益の逆転
もう一つ、ぜひ知っておいてほしいのが「複利は後半に効く」ということ。月3万円・年利5%で積み立てたときの、元本と運用益の内訳を見てください。
| 期間 | 積み立てた元本 | 運用益 | 合計 |
|---|---|---|---|
| 10年 | 360万円 | 約103万円 | 約463万円 |
| 20年 | 720万円 | 約497万円 | 約1,217万円 |
| 30年 | 1,080万円 | 約1,366万円 | 約2,446万円 |
注目は30年。運用益(約1,366万円)が、自分で積み立てた元本(1,080万円)を上回っています。10年目では運用益はまだ約103万円。つまり複利は、最初の数年はゆっくりで、後半になって一気に効いてくるんです。だから「早く始める」ことが、何よりの武器になります。
とはいえ、「もう遅いかも」と思う必要はまったくありません。
私自身、本格的にNISAを始めたのは36歳。決して早いスタートではありませんでしたが、コツコツ続けたらある程度まとまった金額になりました。
“今日”が、これからの人生でいちばん若い日です。まだ始めていない人も、今すぐ動けば十分間に合います。月1万円でも、まず一歩を踏み出すことが何より大事です。
» 過去の実績と、これからの心構え
ここまで年3〜7%で試算しましたが、参考までに過去の実績を。過去20年の円建て・配当込みの平均年利は、オルカン(MSCI ACWI)が約9.9%、S&P500が約11.7%でした(出典:myINDEX)。本記事で使った7%より、実際は高い実績だったのです。
ただし注意も必要です。この高さは円安が大きく押し上げた面があり、将来も同じ利回りが続く保証はありません。円高に振れれば下がります。だからこそ、この記事ではあえて保守的な3〜7%で試算しました。「過去はよかった。でも未来は分からない」——この前提で、無理のない金額を長く続けるのが、いちばん再現性のある方法だと思っています。
💡 積立を始めるなら、まずこの3つ
私たち夫婦が5年以上使い続けている3つを紹介します。どれも口座開設・登録は無料です。
- 楽天証券:楽天カード積立でポイントが貯まる・画面がシンプル。私たちのメイン口座
- SBI証券:三井住友カード積立に対応・取扱商品数No.1。サブ口座として活用
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そして、積み立てて増やした”その先”——どう取り崩すかも大事です。取り崩し側の早見表は資産の取り崩しシミュレーション早見表に、考え方は新NISA出口戦略にまとめています。「入口(積立)」と「出口(取り崩し)」をセットで知っておくと安心です。
朝5時ごろに新しい記事を更新しています。明日もまた、お会いできたら嬉しいです。

