楽天経済圏

楽天お買い物マラソンの上限と損益分岐点|買い足しが得になるのは9万円から

楽天お買い物マラソンの買い回りポイントが店舗数とともに階段状に増え、上限7,000ポイントで頭打ちになることを示した図
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楽天お買い物マラソンの買い回りポイントの上限は、基本7,000ポイントです。ただし回によって5,000や10,000に変わります。

その上限に、私は7年参加して一度も届いたことがありません。始めた頃は「上限まで使い切らないと損なのかな」と気にしていました。でも公式のルールで計算してみたら、上限7,000ポイントに届くには、10店舗まわってもなお税抜で77,800円ぶんの買い物が必要でした。届かなくて当たり前だったんです。

この記事では、買い回りの上限が実際いくらなのか(これが回によって変わります)と、「あと1店舗ぶん買い足すのは得なのか」の損益分岐点を、公式ルールから計算して早見表にしました。数字はすべて2026年8月時点の公式ページで確認したものです。

ゆしあん
この記事は「あと1店舗、何か買った方が得なのかな」と迷ったことがある方に向けて書いています。計算はぜんぶこちらでやってあるので、結果だけ持ち帰ってください。
✅ この記事の結論
  • ✅ 買い回りの上限は7,000ポイントが基本。ただし回によって5,000や10,000になる
  • ✅ 上限7,000ポイントに届くには、10店舗まわっても税抜77,800円が必要
  • ✅ 「あと1店舗」の買い足しが得になるのは、すでに税抜9万円ほど買っているときだけ
  • 8店舗を超えたら、買い足しはいくら買っても元が取れない(先に上限に当たるため)
  • ✅ ショップ数のカウントは税込1,000円以上、ポイントの計算は税抜

上限を追いかけるより、要らない物を買わないことのほうが、数字のうえでもはっきり得でした。

» お買い物マラソンの上限は、7,000ptとは限らない

まず、いちばん誤解されやすいところから。買い回りで獲得できるポイントの上限は、多くの解説記事で「7,000ポイント」と書かれています。私もそう覚えていました。

ところが楽天市場の公式ガイドを読むと、上限は回によって変わります。基本は7,000ポイントですが、過去には5,000ポイントの回も、10,000ポイントの回もありました。公式のよくある質問には、開催回ごとの上限が個別に書き足されています。

上限ポイント 実際にあった回(公式ガイドの記載)
5,000pt 2025年4月の第1弾
7,000pt 2025年4月の第2弾・第3弾ほか多数
10,000pt 2025年10月の月初、2026年2月

つまり「マラソンの上限=7,000ポイント」と暗記しておくと、5,000ポイントの回で計算が狂います。参加する回のキャンペーンページで、そのつど上限を見ておくのがいちばん確実です。ここだけは早見表では代用できませんでした。

倍率のほうは安定していて、税込1,000円以上買ったショップが1つ増えるごとに+1倍、10ショップで最大10倍(通常ポイント1倍+特典ポイント9倍)です。11ショップ以上買っても倍率は10倍のままなので、10店舗を超えて店舗数を稼ぐ意味はありません。

» 上限に届く購入額はいくら?損益分岐点の早見表

買い回りの特典ポイントは「税抜の購入合計額 × 上乗せ倍率」で決まります。5店舗なら+4倍なので4%、10店舗なら+9倍なので9%です。ここから逆算すると、上限に当たる購入額が出せます。

店舗数 上乗せ 上限5,000pt 上限7,000pt 上限10,000pt
3店舗 +2倍 25.0万円 35.0万円 50.0万円
5店舗 +4倍 12.5万円 17.5万円 25.0万円
7店舗 +6倍 8.3万円 11.7万円 16.7万円
10店舗 +9倍 5.6万円 7.8万円 11.1万円

※金額はいずれも税抜。買い回り以外の倍率(SPUやショップ独自のポイントアップ)は、この上限とは別枠で計算されます。

表を眺めると、上限に当たる条件のきびしさが見えてきます。もっとも上限に届きやすい「10店舗×上限7,000ポイント」の組み合わせですら、税抜7.8万円。10のお店をまわったうえで、なお8万円近く使う計算です。

我が家は家族5人ぶんの日用品を買うので、店舗数は7〜8までいくことが多いのですが、金額のほうが数万円で収まります。7年ぶんの買い回りを振り返っても、上限に当たった記憶はありません。上限は、ふつうに暮らしている家庭にとっては「ないのと同じ」くらい遠いところにあります。

» 「あと1店舗」買い足しの損益分岐点は、税抜9万円

ここからが、この記事でいちばんお伝えしたい計算です。買い回り中にいちばん迷うのは「あと1店舗ぶん、何か買えば倍率が1つ上がる。買ったほうが得では?」という場面だと思います。私も何度もやりました。

倍率は全部の買い物にさかのぼって効くので、直感的には得に見えます。でも実際に計算すると、元が取れるのは、すでに税抜で9万円ほど買っているときだけでした。

計算の前提

  • 買い足すのは税込1,000円ちょうどの、本当は要らない物(=手元に残る価値をゼロとみなす)
  • 買い回りの特典ポイントと、通常ポイント1倍のぶんを合計して比べる
  • 上限は基本の7,000ポイント
買い足し 分岐点(税抜) 判定
3→4店舗 96,400円 ほぼ届かない
5→6店舗 94,500円 ほぼ届かない
7→8店舗 92,700円 ほぼ届かない
8→9店舗 いくら買っても損
9→10店舗 いくら買っても損

※金額はおおよその目安です。上限が7,000ポイントの回で、買い回り以外の倍率を数えない場合の計算です。

下2行が、計算していていちばん驚いたところです。8店舗を超えてからの買い足しは、購入額をいくら積んでも1,000円ぶんの元が取れません。倍率が上がって増えるはずのポイントより先に、上限7,000ポイントの天井に当たってしまうからです。いちばん「あと1店舗」を狙いたくなる終盤ほど、割に合わない構造になっていました。

税抜10万円を買った場合の買い回り獲得ポイント。2店舗1,000ptから店舗数ぶん階段状に増えるが、8店舗の7,000ptで上限に当たり、9店舗・10店舗も7,000ptのまま増えない
図解:倍率は階段状に上がるが、獲得ポイントは7,000ptの天井で止まる(税抜10万円の場合)

もう少し具体的に。5店舗・税抜3万円まで買った状態で、1,000円の要らない物を足したとします。倍率が4%から5%に上がるので、増えるポイントは合計で約355ポイント。悪くない数字に見えますが、そのために1,000円払っているので、差し引き約645円の持ち出しです。

なお、SPUの倍率が高い方はこの分岐点が下がります。買い回り以外の倍率を合計8倍まで積んでいる場合で、8.6万〜9.0万円ほど。SPUをどれだけ厚くしても「9万円前後」から動かない、というのが計算してみた実感でした。

逆にいえば、買い足す物が「どうせいずれ買う物」なら話はまったく別です。1,000円の価値がちゃんと手元に残るので、増えたポイントはそのまま得になります。損得を分けているのは店舗数ではなく、「その買い物が、もともと必要だったかどうか」でした。

» カウントは「税込1,000円」・ポイントは「税抜」

この記事には以前、「ショップ数のカウントは税抜1,000円以上」と書いていました。これは間違いでしたので、訂正します。公式ガイドを読み直したところ、税込と税抜が場面によって使い分けられていました。

場面 どちらで見るか
ショップ数 税込1,000円以上(送料は除く)
ポイント計算 税抜(2022年4月から)

読者の方にとって実害が出るのは、上の行のほうです。カウントの条件は税込なので、税込1,000円ちょうどの商品でも1ショップとしてカウントされます。私は逆に覚えていたせいで、「税抜1,100円くらいにしておかないと危ない」と、必要のない上乗せをしていました。

気をつけたいのは、送料を足して1,000円を超えても対象にならないこと、そしてクーポンを使った場合は割引後の金額で判定されることです。クーポン適用後に999円になると、そのお店はカウントされません。

» ふるさと納税は、もう買い回りにカウントされない

これは私にとっていちばん痛かった変更です。以前この記事では「楽天ふるさと納税をマラソン期間に合わせれば、わざわざ買う物を増やさずに1店舗ぶん稼げる」と書いていました。我が家の定番のやり方でした。

ところが2025年10月1日から、楽天ふるさと納税への寄付は原則としてポイント付与の対象外になりました。総務省告示の施行にともなう変更で、楽天だけでなく各ポータルサイト共通の話です。楽天の公式ページには、対象外になるものが具体的に並んでいます。

寄付に付かなくなったポイント(公式の記載)

  • 楽天市場のお買い物通常ポイント(100円につき1ポイント)
  • スーパーSALE・お買い物マラソン等の買いまわりカウントとポイント付与
  • 全ショップ対象キャンペーンのポイント付与
  • 各サービスのSPUポイント付与

ポイントが減るだけでなく、買い回りの店舗数としてもカウントされなくなったのが効きました。以前の感覚で「ふるさと納税も入れて7店舗」と数えていると、実際は6店舗ぶんの倍率しか付きません。

ただ、ふるさと納税そのものをやめる理由にはなりませんでした。ポイントは無くなっても、税金の控除と返礼品という本体の価値は変わっていないからです。何がどう変わったのかはふるさと納税は2026年10月でまた改悪|6割ルールで何が変わる?にまとめました。買い回りの計画からは外して、ふるさと納税は別枠で考えるようにしています。

» 上限に届かない家庭が、それでも押さえておく4つ

上限にも損益分岐点にも届かないなら、やることはかなり絞られます。7年やってきて残ったのは、この4つでした。

① 何よりも先にエントリーする

地味ですが、これが一番大事です。私は一度、買い物をぜんぶ終えてからエントリーを忘れていたことに気づき、まるごと対象外になったことがあります。買い回りを始めると決めたら、何よりも先にキャンペーンページでエントリーボタンを押す。これを習慣にしてください。

救いは、期間中にエントリーすれば、エントリー前に買った物もさかのぼって対象になることです。気づいた時点で押せば間に合います。私が失敗したのは、期間そのものが終わってから気づいたときでした。

② 「商品代だけで税込1,000円以上」を確認する

先ほどの訂正どおり、条件は商品代のみで税込1,000円以上です。送料は含まれません。送料込みで1,200円だから大丈夫、と思っていた買い物が対象外だった、というのがいちばん多い取りこぼしだと思います。

③ 「買う予定のもの」を期間に寄せる

これが今の私の基本スタイルです。普段から「そろそろ買い足すかな」という物をメモしておいて、マラソン期間にまとめて注文します。洗剤やトイレットペーパーのような消耗品、子どもの文房具、ストックしておける食品など。どうせ買う物なら、ポイントが増える期間に買った方がいい——ただそれだけのシンプルな考え方です。

先ほどの損益分岐点の裏返しでもあります。買い足しが損になるのは「要らない物」だったときだけなので、必要な物を寄せるぶんには、何店舗になっても損はしません。

④ 家族の日用品で無理なくショップ数を稼ぐ

家族5人ぶんの暮らしがあると、必要な日用品は意外とたくさんあります。洗剤、シャンプー、子どものインナー、ペットボトルの飲料……。こうした「いずれ必ず使う物」を別々のお店で買えば、要らない物を足さなくても自然に店舗数が積み上がります。我が家ではこのやり方で、無理なく7〜8店舗くらいになることが多いです。

ちなみに買う順番は関係ありません。期間中であれば、どの順で買っても最終的にもらえるポイントは同じです。「先に高い物を買わなきゃ」と焦る必要はありませんでした。

» 上限より大事なのは、貯めたポイントの「出口」

上限の話をさんざんしてきましたが、我が家の実感としては、獲得ポイントの多さより使い切れるかどうかのほうが家計に効きます。買い回りでもらえる特典ポイントは期間限定ポイントで、有効期限があるからです。

公式のルールでは、買い回りの特典ポイントはキャンペーン終了の翌月15日ごろに付与され、その翌月末までが期限。付与された時点で、使える期間は1か月半ほどしかありません。ここを意識していないと、頑張って貯めたポイントを知らないうちに失効させてしまいます。

そこで我が家では、貯まった期間限定ポイントの「出口」をあらかじめ決めています。具体的には、楽天モバイルの月々の料金に充てること。通信費の支払いに回せば、期限を気にせず確実に使い切れますし、実質的に毎月の固定費が下がります。期間限定ポイントは楽天ペイでも使えるので、近所のドラッグストアやコンビニでの普段の買い物に充てるのもいい出口です。

入口(買い回り)と出口(ポイント消化)をセットで考えるようになってから、上限に届かないことがまったく気にならなくなりました。

» 買い回りの土台は、年会費無料の楽天カード

買い回りの倍率を底上げしてくれるのが、楽天のSPU(スーパーポイントアッププログラム)。その土台になるのが楽天カードです。私は20年このカードを使っていますが、買い回りとの相性は素直に良いと感じています。

ちなみに私は、過去に楽天ゴールドカードやプレミアムカードに切り替えていた時期もありました。でも、ポイントの仕組みが変わるたびに上位カードにする意味が薄くなり、結局いまは年会費無料の通常の楽天カードに戻しています。

3枚とも持ったうえで年会費の元が取れる線を計算した結果は、クレカ積立の損益分岐点|楽天ゴールドは年88万円・プレミアムは届かないにまとめました。この記事と同じで、上限があるせいで届かないものは届かない、という話です。

買い回りを気持ちよく続けるなら、まずは土台の1枚を整えておくのが近道です。私の20年ぶんの使い方や、ポイントの貯まり方は、こちらの記事に書きました。

📌 まとめ:上限と損益分岐点
  1. 上限は基本7,000ポイント。ただし回によって5,000や10,000になるので、そのつど確認する
  2. 上限に届くには、10店舗まわっても税抜7.8万円(上限7,000ポイントの回)
  3. 「あと1店舗」の買い足しが得になるのは税抜9万円台から
  4. 8店舗を超えたら、買い足しはいくら買っても損。先に上限に当たる
  5. カウントは税込1,000円以上(送料は含まない)、ポイント計算は税抜
  6. ふるさと納税は2025年10月から買い回りの対象外になった

損得を分けていたのは店舗数ではなく、その買い物がもともと必要だったかどうかでした。それが、7年ぶん計算してみた結論です。

※本記事の数字は2026年8月時点の楽天市場の公式ページで確認したものです。上限ポイント・倍率・カウント条件は開催回ごとに変わることがあります。参加前に必ずキャンペーンページで最新のルールをご確認ください。

▼ この記事で紹介した楽天カード ▼

楽天カード 公式サイト

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