楽天お買い物マラソン、私もほぼ毎回参加しています。ポイントが何倍にもなるあのイベント、楽天経済圏で暮らしているとつい張り切ってしまいますよね。
でも、始めた頃の私はけっこう損をしていました。「たくさんのお店で買えばお得なんだ」と思い込んで、別に今すぐ要らない物まで買い足して……。あとからレシートを眺めて「これ、増えたポイントより余計に使ってないか?」とモヤモヤしたことが、一度や二度ではありません(苦笑)。
楽天カードを使い始めて20年、楽天経済圏にどっぷり浸かって5年。買い回りも数えきれないほど繰り返してきて、ようやく「これだけ押さえれば損しない」という自分なりの形にたどり着きました。この記事では、難しい攻略テクニックではなく、ふつうの家庭が肩の力を抜いて得するためのコツを、私の失敗込みでお話しします。
» そもそもお買い物マラソンの買い回りって?
まずは仕組みをサッと整理します。ここを「なんとなく」で参加していると、私のように損をしやすいので、最初に押さえておきましょう。
お買い物マラソンは、ざっくり言うと「いろんなお店で買うほど、もらえるポイントの倍率が上がっていく」イベントです。1つのお店で税抜1,000円以上の買い物をすると「1ショップ」とカウントされ、その店舗数に応じてポイントが上乗せされていきます。
| 項目 | 内容 | ひとことメモ |
|---|---|---|
| 倍率の付き方 | 買い回った店舗数だけポイント倍率が上乗せ | 最大で+9倍(10店舗) |
| 1店舗の条件 | 同じお店で税抜1,000円以上 | 税込ではなく税抜で判定 |
| エントリー | 買う前にキャンペーンページで必須 | 忘れると対象外 |
| ポイント上限 | 買い回り分のポイント上限 | 通常7,000ptまで |
| もらえるポイント | 買い回り分は期間限定ポイント | 有効期限あり・要消化 |
ポイントには「買う順番は関係ない」のもうれしいところ。期間中であれば、どの順で買っても最終的にもらえるポイントは同じです。なので「先に高い物を買わなきゃ」と焦る必要はありません。
» 私が最初にやった失敗:ポイント目当てで損した話
仕組みを覚えたての頃の私は、完全に「店舗数を増やすこと」が目的になっていました。
「あと2店舗増やせばポイント倍率が上がる」と思うと、つい1,000円ちょうどの物を探し始めるんです。とくに欲しくもない雑貨や、家にまだ在庫がある日用品まで、倍率のためだけにカートに入れていました。
でも冷静に計算すると、これって本末転倒なんですよね。たとえば倍率を1つ上げるために1,000円の要らない物を買っても、増えるポイントはせいぜい数十ポイント。1,000円使って数十ポイントもらうのは、どう考えても「買わない」方が得です。
この当たり前のことに気づいてから、私の買い回りはガラッと変わりました。「ポイントを最大化するゲーム」をやめて、「もともと買う物を、お得な期間にまとめるだけ」に切り替えたんです。気持ちもすごくラクになりました。
» 7年でたどり着いた、損しない買い回りのコツ5つ
失敗を重ねてたどり着いた、今の私のやり方です。どれも難しくありません。家族5人ぶんの暮らしの中で、無理なく続けられる範囲のことばかりです。
① まず最初に「エントリー」する
地味ですが、これが一番大事です。私は一度、買い物をぜんぶ終えてからエントリーを忘れていたことに気づき、まるごと対象外になったことがあります……。あのときの脱力感といったら(笑)。買い回りを始めると決めたら、何よりも先にキャンペーンページでエントリーボタンを押す。これを習慣にしてください。
② 「税抜1,000円以上」かどうかを確認する
1ショップとしてカウントされる条件は、送料を除いた商品価格が税抜で1,000円以上であること。税込で1,000円ちょうどの物を「これでOK」と思って買うと、税抜では1,000円に届かず対象外、という落とし穴があります。ギリギリを狙わず、少し余裕をもった金額にしておくと安心です。
③ 「買う予定のもの」を期間に寄せる
これが今の私の基本スタイルです。普段から「そろそろ買い足すかな」という物をメモしておいて、マラソン期間にまとめて注文します。洗剤やトイレットペーパーのような消耗品、子どもの文房具、ストックしておける食品など。どうせ買う物なら、ポイントが増える期間に買った方がいい——ただそれだけのシンプルな考え方です。
④ ふるさと納税を1ショップに組み込む
意外と見落としがちなのが、楽天市場でのふるさと納税も買い回りの1ショップとしてカウントされること。我が家は毎年10万円ほどをふるさと納税していますが、その寄付をマラソン期間に合わせるだけで、自然に1店舗ぶん稼げます。返礼品はティッシュなどの生活用品や食品が中心なので、家計にも直結します。「わざわざ買う物」を増やさずに店舗数を稼げる、ありがたい存在です。
⑤ 家族の日用品で無理なくショップ数を稼ぐ
家族5人ぶんの暮らしがあると、必要な日用品は意外とたくさんあります。洗剤、シャンプー、子どものインナー、ペットボトルの飲料……。こうした「いずれ必ず使う物」を別々のお店で買えば、要らない物を足さなくても自然に店舗数が積み上がります。我が家ではこのやり方で、無理なく7〜8店舗くらいになることが多いです。
» ポイント上限7,000ptは、実はなかなか届かない
「上限まで使い切らないと損なのでは?」と心配する方もいますが、結論から言うと、普通の家庭では上限7,000ptにはなかなか届きません。むしろ届かないからこそ、無理に買い足す必要がない、とも言えます。
買い回りの上乗せ倍率ごとに、上限7,000ptに届くまでの購入額(税抜)をまとめると、こんな感じです。
| 買い回り店舗数 | 上乗せ倍率 | 上限7,000ptに届く購入額(税抜) |
|---|---|---|
| 5店舗 | +4倍 | 約175,000円 |
| 7店舗 | +6倍 | 約117,000円 |
| 10店舗 | +9倍 | 約77,800円 |
たとえば7店舗まわっても、上限に届くには税抜で11万円以上の買い物が必要です。1回のマラソンでそこまで使う家庭は、そう多くないはずです。だから「上限を気にして無理に買う」よりも、要らない物を買わないことの方が、よっぽど家計を守ってくれます。
» 一番大事なのは「貯めたポイントの出口」
ここが、私が一番お伝えしたいところです。買い回りでもらえるポイントの多くは期間限定ポイントで、有効期限があります。ここを意識していないと、せっかく頑張って貯めたポイントを、知らないうちに失効させてしまうんです。これが本当にもったいない。
そこで我が家では、貯まった期間限定ポイントの「出口」をあらかじめ決めています。具体的には、楽天モバイルの月々の料金に充てること。通信費の支払いに回せば、期限を気にせず確実に使い切れますし、実質的に毎月の固定費が下がります。期間限定ポイントは楽天Payでも使えるので、近所のドラッグストアやコンビニでの普段の買い物に充てるのもおすすめです。
「貯める」ことばかりに気を取られがちですが、本当に得をするかどうかは「使い切れるか」で決まります。入口(買い回り)と出口(ポイント消化)をセットで考えると、楽天経済圏はぐっとお得になります。
» 買い回りの相棒は、年会費無料の楽天カード
買い回りでもらえるポイントを底上げしてくれるのが、楽天のSPU(スーパーポイントアッププログラム)。その土台になるのが楽天カードです。私は20年このカードを使っていますが、買い回りとの相性は本当に良いと感じています。
ちなみに私は、過去に楽天ゴールドカードやプレミアムカードに切り替えていた時期もありました。でも、ポイントの仕組みが改悪されるたびに「上位カードにする意味が薄いな」と感じて、結局いまは年会費無料の通常の楽天カードに戻しています。その場のポイントを取りに上位カードへ上げても、あとで改悪されてまた戻すのが面倒……。だったら最初から年会費無料でいいや、というのが今の素直な気持ちです。
買い回りを気持ちよく続けるなら、まずは土台の1枚を整えておくのが近道です。私の20年ぶんの使い方や、ポイントの貯まり方については、こちらの記事で詳しくまとめています。
